特許
J-GLOBAL ID:200903024303271521

距離・相対速度検出回路及びこれを用いた車両用レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-149664
公開番号(公開出願番号):特開平7-012930
出願日: 1993年06月22日
公開日(公表日): 1995年01月17日
要約:
【要約】【目的】 コスタスループ等を用いることなく自車と対象物の距離及び自車に対する対象物の相対速度を検出可能にする。【構成】 送信の際位相変調に用いたPN符号に対して遅延している遅延PN符号を、PN発生器28及び遅延回路30によって発生させる。受信用空中線20から出力される受信信号を周波数変換回路24によって第1IF信号に周波数変換した上で、乗算器26により遅延PN符号と乗ずる。乗算器26の出力をBPF32によって帯域制限し、帯域制限して得られる信号の相関判定によって、自車と対象物の間を電波が往復するのに要する時間に対応する遅延量を検出する。距離検出回路36は検出した遅延量に基づき距離を計算する。BPF32の出力はさらに周波数変換回路40により周波数変換されF-Vコンバータ42により電圧に変換される。F-Vコンバータ42の出力はドプラ周波数に係る電圧成分を含んでおり、相対速度計算回路44はこのドプラ周波数に係る成分から相対速度を計算する。
請求項(抜粋):
対象物への送信信号に位相変調を施す際用いた擬似雑音符号に対し、所定の遅延量だけ遅延した位相を有する遅延擬似雑音符号を、遅延量を変化させつつ発生させる手段と、対象物から受信した反射波をダウンコンバートした信号である受信信号に、遅延擬似雑音符号を乗ずる手段と、遅延擬似雑音符号を乗じた後の受信信号から当該受信信号の基本周波数近傍の周波数成分を抽出する手段と、抽出された周波数成分のレベルが最大となるときの遅延量を検出する手段と、検出された遅延量に基づき自車と対象物の距離を算出する手段と、抽出された周波数成分をさらにダウンコンバートする手段と、このダウンコンバートにより得られる信号の周波数に基づき、自車に対する対象物の相対移動により生じるドプラ偏移を検出する手段と、検出したドプラ偏移に基づき、自車に対する対象物の相対速度を算出する手段と、を備え、車両に搭載されることを特徴とする距離・相対速度検出回路。
IPC (3件):
G01S 13/60 ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/32
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特許第2955789号
  • 特開昭62-025276
  • 特開平4-305182
審査官引用 (3件)

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