特許
J-GLOBAL ID:200903024647040669

アクティブ消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-211696
公開番号(公開出願番号):特開平6-161464
出願日: 1992年08月07日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【目的】 アクティブ消音において、検出マイクロホンと消音スピーカとの距離を延長することなく、消音帯域を制限する。【構成】 適応型FIRフィルタ(7)は、消音フィルタ(8)と、適応制御コントローラ(9)と、補償フィルタ(10)とで構成される。補償フィルタ(10)は、消音スピーカ(3)から適応フィルタ(7)に至るまでのインパルス応答Pが予め同定されると共に、その同定に際して、消音すべき設定帯域だけを通過させる帯域制限特性を持つように帯域制限フィルタFの係数が同時に畳み込まれる。従って、検出マイクロホン(2)の後段に別途消音帯域制限用フィルタを配置する場合に比して、時間遅れ少なく消音スピーカ(3)から反転音を放射できるので、検出マイクロホン(2)と消音スピーカ(3)との距離Lを延長する必要がなくなる。
請求項(抜粋):
騒音の伝播方向の上流側から順に、騒音を検出する検出マイクロホン(2)と、該検出マイクロホン(2)により検出された騒音信号に対して逆位相で同振幅の反転音を放射する付加音源(3)と、該付加音源(3)により低減された騒音レベルを検出するモニタマイクロホン(4)とが配置されるとともに、上記検出マイクロホン(2)により検出された騒音信号に対して逆位相で同振幅の反転音信号を生成して上記付加音源(3)に出力する適応フィルタ(7)を有し、該適応フィルタ(7)は、消音フィルタ(8)と、上記消音スピーカ(3)から適応フィルタ(7)に至るまでのインパルス応答が予め同定された補償フィルタ(10)と、上記検出マイクロホン(2)から該補償フィルタ(10)を通過した騒音信号及び上記モニタマイクロホン(4)からの検出信号とに基いて上記消音フィルタ(8)の係数を更新する適応制御コントローラ(9)とを備え、上記補償フィルタ(10)における消音スピーカ(3)から適応フィルタ(7)に至るまでのインパルス応答には、消音すべき設定帯域だけを通過させる帯域制限特性を持つように帯域制限フィルタ係数が畳み込まれていることを特徴とするアクティブ消音装置。
IPC (5件):
G10K 11/16 ,  F01N 1/00 ,  F24F 13/02 ,  H03H 17/04 ,  H03H 21/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 能動型騒音制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-092844   出願人:日産自動車株式会社

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