特許
J-GLOBAL ID:200903024763802436

適応型ディジタルフィルタを用いた能動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 静夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-140292
公開番号(公開出願番号):特開平6-348284
出願日: 1993年06月11日
公開日(公表日): 1994年12月22日
要約:
【要約】【目的】突発的または一時的な要因により適応型ディジタルフィルタに用いられる適応係数に発散が生じない且つ低価格の能動制御装置を提供することを目的とする。【構成】能動制御対象音が、比較的長期に渡りそのスペクトル特性に大きな変化がなく、比較的短期で変化すると再び安定するような場合に特に有効な能動制御のスペクトル特性安定度に応じた制御手法であって、能動制御対象音に対して適応アルゴリズムによる適応処理を常時行うのではなく、能動制御対象音のスペクトル特性の安定期には適応処理を停止し該スペクトル特性の変化を監視し、その間固定ディジタルフィルタとして能動制御対象音を能動制御し、該スペクトル特性に変化が認められる期間は適応処理を継続して行い、安定期が訪れるまで、能動制御処理により望みの応答との誤差が最小になるような適応係数列を適応的に更新する。
請求項(抜粋):
入力信号列と所定の係数列を畳み込み演算した結果を出力信号として出力すると共に、該出力信号を所定の外部装置に入力することにより得られる応答と望みの応答との誤差が最小になるように上記係数列を調整する能動制御処理を有する適応型ディジタルフィルタを用いた能動制御装置において、特定周期で上記能動制御処理が繰り返され、上記誤差が所定の値より小さくなるまでの適応処理を行う間、該特定周期毎の全タップ分の係数列と、それら係数列に対応した応答誤差を、組み合わせてメモリに記憶し、上記誤差が所定の値より小さくなった時点で適応更新処理を一旦停止し、該メモリから最小の応答誤差の組み合わせを抽出し、その全タップ分の係数列を現在の適応型ディジタルフィルタの適応係数列に移し、適応更新処理を中断して固定ディジタルフィルタとして能動制御処理を継続するようにしたことを特徴とする適応型ディジタルフィルタを用いた能動制御装置。
IPC (4件):
G10K 11/16 ,  F01N 1/06 ,  H03H 17/02 ,  H03H 21/00
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 騒音キヤンセル装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-165800   出願人:アルパイン株式会社
  • 特開昭62-284511
  • 特開平2-285799
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