特許
J-GLOBAL ID:200903024866548325
ワイヤカット放電加工に於ける基準位置の位置決め方法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-277718
公開番号(公開出願番号):特開2000-107945
出願日: 1998年09月30日
公開日(公表日): 2000年04月18日
要約:
【要約】【課題】ワイヤ電極を所定の張力と速度をもって走行させた状態で、相対的な近接及び離隔移動が与えられる接触検知対象物とワイヤ電極間の電圧を所定サンプリング周期で検出し接触・非接触状態を判別して基準位置を求める接触検知法による基準位置の位置決めを、少ないサンプリング数で精度良く行う。【解決手段】軸駆動モータを一定のセグメント時間を単位時間として駆動すると共に、該セグメント時間をサンプリング周期として電圧を検出して接触・非接触状態を判別するようにし、近接移動時に接触状態が判別されたとき及び離隔移動時に非接触状態が判別されたときに、セグメント時間の終了を待ってモータを停止させ、各近接移動停止時点の座標値と各離隔移動停止時点の座標値を記憶して、該記憶座標値の平均座標値を演算処理する等して基準位置を求める。
請求項(抜粋):
間隔を置いて配置した一対のガイド間に張架したワイヤ電極に対する被加工物の加工基準位置または被加工物が載置される加工テーブル面に対してワイヤ電極を垂直に張架する前記一対のガイドの垂直基準位置を、ワイヤ電極を所定の張力と速度をもって走行移動させた状態で、ワイヤ電極と被加工物間またはワイヤ電極と垂直出し用治具間に接触検知用の電圧を印加し、両者間にX軸及びY軸方向の相対的な近接移動または離隔移動を与える移動機構を動作させて、前記電圧の高低変化から両者の接触・非接触を検知することにより決定するワイヤカット放電加工に於ける基準位置の位置決め方法に於て、前記移動機構を動作させるモータを一定のセグメント時間を単位時間として且つ該セグメント時間に移動する前記近接移動と離隔移動の移動距離を同じに設定して駆動すると共に、該セグメント時間をサンプリング周期として前記電圧を検出して接触状態か非接触状態かを判別するようにし、先ず、X軸に関し、モータの正転駆動による前記近接移動時に前記サンプリング周期毎に非接触状態が判別されている間はセグメント時間の近接移動を繰返して継続し、前記近接移動時に接触状態が判別された場合はセグメント時間終了時にモータを停止し逆転駆動して前記離隔移動を開始し、前記離隔移動時に前記サンプリング周期毎に接触状態が判別されている間はセグメント時間の離隔移動を繰返して継続し、前記離隔移動時に非接触状態が判別された場合はセグメント時間終了時にモータを停止し正転駆動して前記近接移動を開始する態様で接触検知動作を行わせ、前記近接移動を停止した各時点と前記離隔移動を停止した各時点のX軸座標値を記憶し、前記接触検知動作の終了を判断する装置の出力により前記接触検知動作を終了し、前記記憶された多数のX軸座標値の平均座標値を演算し、算出された平均座標値を前記加工基準位置のX軸座標値とし、または前記垂直基準位置を求めるために用いるX軸座標値とし、次いで、Y軸に関しても同様の操作を行って、前記加工基準位置のY軸座標値または前記垂直基準位置を求めるために用いるY軸座標値を求める、ことを特徴とするワイヤカット放電加工に於ける基準位置の位置決め方法。
Fターム (5件):
3C059AA01
, 3C059AB05
, 3C059CC04
, 3C059DA06
, 3C059JA02
引用特許:
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