特許
J-GLOBAL ID:200903025133239152

フーリエ変換分光器のデータ処理方法及びデータ処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-240354
公開番号(公開出願番号):特開平10-090065
出願日: 1996年09月11日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 縦軸精度及び最大測定波数を向上させることができるフーリエ変換分光器のデータ処理方法を提供する。【解決手段】 このフーリエ変換分光器においては、例えば200kHzの短い時間間隔で多数のレーザ干渉信号データ及びインタフェログラム信号データが採取されてメモリ24に蓄積される。そして、これらのデータをDSP23でソフトウェア的にデータ処理することにより、インタフェログラムを得るようにしている。このデータ処理においては、多数のデータに基づいてインタフェログラムがつくられるので、該フーリエ変換分光器の縦軸精度及び最大測定波長が大幅に向上する。
請求項(抜粋):
スペクトルを測定すべき原光を2つの光束に分け、これらの2つの光束をそれぞれ、相互の光路差が経時的に変化する各別の光路を通過させた上で互いに干渉させつつ重ね合わせて干渉光を生じさせる一方、レーザ光を2つのレーザ光に分け、これらのレーザ光をそれぞれ、上記光路差と同一の光路差を有する各別の光路を通過させた上で互いに干渉させつつ重ね合わせて干渉レーザ光を生じさせ、上記干渉レーザ光の強度変化に基づいて上記光路差を測定する一方、該光路差測定値と上記干渉光の強度とに基づいてインタフェログラムをつくり、該インタフェログラムをフーリエ変換することにより上記原光のスペクトルを得るようにしたフーリエ変換分光器のデータ処理方法であって、干渉レーザ光強度をその変動周期の2分の1以下の時間間隔で複数回サンプリングし、これらをデジタル変換して干渉レーザ光データとして蓄積する一方、該干渉レーザ光データのサンプリングタイミングに対応するタイミングで干渉光強度を複数回サンプリングし、これらをデジタル変換してインタフェログラムデータとして蓄積し、所定の限られた時間領域内における干渉レーザ光データに基づいて、周期的に変動する干渉レーザ光強度が所定の位相状態になると推定されるタイミングを算出した上で、上記位相状態に対応する特定の光路差を求めるとともに、上記インタフェログラムデータに基づいて上記タイミングに対応するインタフェログラム値を求め、上記特定の光路差と上記インタフェログラム値とに基づいて、上記インタフェログラムをつくるようにしたことを特徴とするフーリエ変換分光器のデータ処理方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • トリガ発生回路
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-256281   出願人:日本電信電話株式会社
引用文献:
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