特許
J-GLOBAL ID:200903025452095406

信号分離方法および信号分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 和泉 良彦 ,  小林 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-322746
公開番号(公開出願番号):特開2005-091560
出願日: 2003年09月16日
公開日(公表日): 2005年04月07日
要約:
【課題】複数の信号の中から必要とする信号を分離抽出する場合、周波数領域および時間領域での独立成分分析法では、Permutationと呼ばれる現象の為に分離精度が低下する問題があった。特に、この現象は信号源の数がセンサの数よりも小さい時に顕著となっている。このため本発明においては、信号源の数とセンサの数との不整合による性能劣化の問題解決を目的とした。【解決手段】周波数領域(FD)および時間領域(TD)での独立成分分析(ICA)を順次行い、特に、FDICAにおける信号の識別過程を複数個のサブブロックに分割する構成とした。この処理過程で信号源の数を推定し、この結果を用いて実質的に実働センサの数と信号源の数とを合わせるようにした。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数の信号源からそれぞれ放出された波動性信号を、複数の固定されたセンサによって検知し、該検知した信号から少なくとも一つの信号源の信号を分離する方法であって、 前記複数のセンサからの信号を入力する検知過程と、 該検知過程によって検知された複数の検知信号を周波数帯域毎のチャネルに分割する帯域分割過程と、 該帯域分割過程によってチャネル毎に分割された各帯域における信号の状態を示すパラメタ値について、前記信号源と前記センサとの空間的な位置の違いおよび信号種の違いに起因する前記検知信号の時間的特徴及び周波数的特徴を統計的に分析して、少なくとも一つの信号源について同一信号源から入力された信号の目的信号パラメタ値を前記パラメタ値から識別する為の識別レベル1を計算し、該識別レベル1を用いて、前記目的信号パラメタ値に関する信号である時間信号群1と不要信号パラメタ値に関する信号である時間信号群2とをそれぞれ識別し、該時間信号群1と該時間信号群2とを送出する複数の信号識別過程1と、 該時間信号群2を減衰させる一次減衰過程と、 前記信号識別過程1から送出された前記時間信号群1および前記時間信号群2について、前記信号源と前記センサの空間的な位置の違い及び信号源による信号種の違いに起因する前記時間信号群1および前記時間信号群2の時間的特徴を統計的に分析して、少なくとも一つの信号源の目的信号を分離する信号識別過程2と、 前記信号識別過程2において、識別された少なくとも一つの信号源の前記目的信号パラメタ値以外に識別された不要信号パラメタ値を減衰させる二次減衰過程とを有し、 前記信号識別過程1は、複数のセンサから入力される信号を分析するための全ての前記センサ数より少ない複数のサブブロックによって構成されており、 各サブブロックそれぞれに対し、前記検知過程によって検知され前記帯域分割過程によって分割された複数チャネルの信号群が入力されたとき、該信号群はそれぞれのサブブロックにおいて独立に識別処理されることを特徴とする信号分離方法。
IPC (5件):
G10L15/20 ,  G10L15/28 ,  G10L21/02 ,  H04R1/40 ,  H04R3/00
FI (4件):
G10L3/02 301Z ,  H04R1/40 320Z ,  H04R3/00 320 ,  G10L3/00 511
Fターム (3件):
5D015CC02 ,  5D015DD02 ,  5D020BB03
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
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