特許
J-GLOBAL ID:200903025469398402

油圧駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-244556
公開番号(公開出願番号):特開平10-089310
出願日: 1996年09月17日
公開日(公表日): 1998年04月07日
要約:
【要約】【課題】 油圧モータとしてアキシャルピストンモータを用いた場合と同等以下の外形寸法を確保して小型化を図りつつ大出力トルクを得るとともに、クローラの駆動用に適用した場合にスムーズな発進や停止を実現する【解決手段】 油圧モータ部(2)、分配部(3)、ブレーキ部(4)、油圧源部(5a,5b)で構成する。爪(62)を介してクローラに回転を出力するケーシング(26)をスラスト軸受(264,264)で非回転状態の本体ブロック(21)に対し回転可能に支持し、ケーシングに分配弁(31)を連動回転可能に接続する。本体ブロックに固定したシリンダブロック(22)に2列のラジアル形ピストン列(24,24)を配設し、押しのけ容積を増大させて減速用遊星歯車機構を省略する。各ピストン(241)をケーシング(26)のカム面(25)に相対向させ、分配弁から分配される作動油で所定の各ピストン(241)をカム面に押付けてケーシングを回転させる一方、回転に伴い押し戻されるピストン側のシリンダ(231)から作動油を排出する。
請求項(抜粋):
非回転状態に固定された円柱状のシリンダブロック(22)と、内周側にカム面(25)が形成され上記シリンダブロック(22)の外周面を囲んだ状態でシリンダブロック(22)に対し周方向に回転可能に支持された環状ケーシング(26)と、上記シリンダブロック(22)内における上記ケーシング(26)の回転軸(X)方向に互いに離れた2以上の各位置において上記回転軸(X)を中心としてそれぞれ半径方向外方に延びてシリンダブロック(22)の外周面に開口するよう放射状に配列された複数のシリンダ(231,231,...)により構成された2以上のシリンダ列(23,23)と、各シリンダ列(23)を構成する複数のシリンダ(231,231,...)に対しそれぞれ上記カム面(25)に相対向して進退するよう配設された複数のピストン(241,241,...)により構成された2以上のピストン列(24,24)と、各シリンダ列(23)を構成する複数のシリンダ(231,231,...)に対し作動油を分配供給する分配弁(31)であって、各シリンダ(231)内のピストン(241)を上記カム面(25)に押し上げて上記ケーシング(26)を上記回転軸(X)回りに回転作動させるよう作動油を供給する一方、その回転作動によりピストン(241)が押し下げられることになるシリンダ(231)の作動油を排出するよう上記ケーシング(26)の回転作動に連動して上記各シリンダ(231)に対し作動油の供給と排出とを切換える分配弁(31)とを備えていることを特徴とする油圧駆動装置。
IPC (2件):
F15B 15/12 ,  E02F 9/22
FI (2件):
F15B 15/12 B ,  E02F 9/22 Z
引用特許:
審査官引用 (1件)

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