特許
J-GLOBAL ID:200903025655849236

分子構造比較方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-036810
公開番号(公開出願番号):特開2000-235575
出願日: 1999年02月16日
公開日(公表日): 2000年08月29日
要約:
【要約】【課題】2組の分子構造データの比較において、局所的な構造の差異を自動的に計算することにより、局所的構造の差異が表れる部位を探索する処理の容易化と能率向上をはかる。【解決手段】比較対象となる第1の分子の構造データをもとにして、3原子からなる三角形の組を選び出す。次に、同一の三角形の組に対し、比較対象となる第1及び第2の分子の構造データに基づき該当三角形における原子間距離変化平均値を順次計算する。【効果】2組の分子構造データの比較において、構造の広範囲でなく、局所的であっても、局所的構造の差異が表れる部位を容易かつ能率的に探索することが出来る。
請求項(抜粋):
同一の元素組成と同一の原子数をもつ2個の分子の分子構造比較方法であって、第1の分子の各原子座標を第1の入力データとして持ち、第2の分子の各原子座標を第2の入力データとして持ち、前記第1の分子の各原子座標から1組またはそれ以上の有限個の組の3原子からなる3角形の組を選び出し、前記選ばれた3角形の各々に番号を与え、前記選ばれた3角形の番号と、前記選ばれた番号の3角形を構成する3原子A、B及びC各々の原子座標の前記第1の入力データ中の番号と、前記選ばれた番号の3角形を構成する3原子のうちAB間の原子間距離R1ABとBC間の原子間距離R1BCとCA間の原子間距離R1CAとを求め、前記選ばれた番号の3角形を構成する原子Aの原子座標の前記第1の入力データ中の番号と同一の番号を原子座標の前記第2の入力データ中の番号として有する原子をA'とし、前記選ばれた番号の3角形を構成する原子Bの原子座標の前記第1の入力データ中の番号と同一の番号を原子座標の前記第2の入力データ中の番号として有する原子をB'とし、前記選ばれた番号の3角形を構成する原子Cの原子座標の前記第1の入力データ中の番号と同一の番号を原子座標の前記第2の入力データ中の番号として有する原子をC'とし、A'B'間の原子間距離R2ABとB'C'間の原子間距離R2BCとC'A'間の原子間距離R2CAとを求め、前記R1ABと前記R2ABとの差の絶対値を前記R1ABで除したものを第1項とし、前記R1BCと前記R2BCとの差の絶対値を前記R1BCで除したものを第2項とし、前記R1CAと前記R2CAとの差の絶対値を前記R1CAで除したものを第3項とし、前記第1項と前記第2項と前記第3項との和を3で除したものを原子間距離変化平均値とし、前記選ばれた3角形の番号と、前記原子間距離変化平均値と、前記選ばれた番号の3角形を構成する3原子A、B及びC各々の原子座標の前記第1の入力データ中の番号とを表示することを特徴とする分子構造比較方法。
Fターム (2件):
5B075ND20 ,  5B075UU18

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