特許
J-GLOBAL ID:200903026258392250

脱炭滓をリサイクルする転炉製鋼法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢葺 知之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-006744
公開番号(公開出願番号):特開平8-199218
出願日: 1995年01月19日
公開日(公表日): 1996年08月06日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、溶銑装入時に突沸を起こすことなく安全に脱炭滓をリサイクルすることにより、少ない生石灰原単位で、かつ、生産性の高い転炉製鋼法を提供するものである。【構成】 上底吹き転炉型精錬装置を用いて、前チャージで生成したスラグを排出することなく受銑する工程(工程1)、溶銑の脱燐精錬工程(工程2)、排滓工程(工程3)、脱炭工程(工程4)、出鋼工程(工程5)を連続して実施する転炉製鋼法において、工程5の後、スラグを炉内に残留させた状態で炉を直立させ、工程4と同一、もしくは、他の上吹きランスから窒素,Ar,CO,CO2を80〜250Nm3 /Hr・ton の流量で、上吹きガスによりスラグに形成させる計算上のへこみ深さ(LS )とスラグ厚(LSO)の比(LS /LSO)が2〜15となるように吹き付けた後、工程1を実施する。
請求項(抜粋):
上吹きランスから酸素を供給し、かつ、鋼浴をガス撹拌せしめる上底吹き転炉型精錬装置を用いて、前チャージで生成したスラグを排出することなく溶銑を受銑する工程(工程1)、温度を1200〜1450°Cとした条件で上吹きランスから酸素を供給する溶銑の脱燐精錬工程(工程2)、炉を傾動させ工程2で生成したスラグを排出する工程(工程3)、炉を直立させ上吹きランスから酸素を供給して脱炭せしめる工程(工程4)、生成した溶鋼を出鋼する工程(工程5)を連続して実施する転炉製鋼法において、工程5の後、スラグを炉内に残留させた状態で炉を直立させ、工程4と同一、もしくは、他の上吹きランスから窒素,Ar,CO,CO2 の1種、もしくは、2種以上を混合せしめたガスを80〜250Nm3 /Hr・ton の流量で、上吹きガスによりスラグに形成させる計算上のへこみ深さ(LS )とスラグ厚(LSO)の比(LS /LSO)が2〜15となるように吹き付けた後、工程1を実施することを特徴とする脱炭滓をリサイクルする転炉製鋼法。

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