特許
J-GLOBAL ID:200903026591560802

チオレドキシンによる食品アレルゲンの中和

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-514000
公開番号(公開出願番号):特表平10-510244
出願日: 1995年10月18日
公開日(公表日): 1998年10月06日
要約:
【要約】チオレドキシン、低分子ジチオールタンパク質は、動物及び植物源から広く用いられる食物中に存在する主要なアレルゲンタンパク質に特異的な還元剤である。全ての標的アレルゲンタンパク質は、チオレドキシンによってスルフヒドリル(SH)レベルに還元されるジスルフィド(S-S)結合を有する。それらのタンパク質は、酸化(S-S)状態でアレルギー発現に活性である。還元される(SH状態)とそれらのアレルギー発現性を喪失する。チオレドキシンは、NADP-チオレドキシンレダクターゼ(生理的状態)を経るNADPH或いはジチオトレイトール、化学還元剤によって活性化(還元)された場合にその還元を達成した。感作したイヌを用いて行われた皮膚テスト及び摂食実験から、該食物を摂取前に還元チオレドキシンで処理すると該食物のアレルギー発現性を消退又は低下させることがわかった。
請求項(抜粋):
1個以上のジスルフィド結合を有するアレルゲンタンパク質を還元する方法であって、 (a)前記タンパク質と、特定量の還元チオレドキシン又はチオレドキシン存在下のDTTとを接触させる工程であって、該チオレドキシン又はDTT及びチオレドキシンの量が前記タンパク質中の1個以上のジスルフィド結合を還元するのに有効な量である、前記工程、及び (b)前記接触を、前記タンパク質中の1個以上のジスルフィド結合を還元するのに十分な時間維持して、前記アレルゲンタンパク質を還元する工程 を含む方法。
IPC (12件):
C07K 1/00 ,  A23C 9/00 ,  A23L 1/10 ,  A23L 1/20 ,  A23L 1/31 ,  A23K 1/16 304 ,  A23K 1/18 ,  A61K 35/20 ,  A61K 35/34 ABF ,  A61K 35/54 ,  A61K 35/78 ,  A61K 38/46
FI (12件):
C07K 1/00 ,  A23C 9/00 ,  A23L 1/10 Z ,  A23L 1/20 E ,  A23L 1/31 Z ,  A23K 1/16 304 C ,  A23K 1/18 A ,  A61K 35/20 ,  A61K 35/34 ABF ,  A61K 35/54 ,  A61K 35/78 U ,  A61K 37/54
引用文献:
審査官引用 (4件)
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