特許
J-GLOBAL ID:200903026686822669

自動変速機の多板ブレーキ構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 悟 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-276805
公開番号(公開出願番号):特開2000-104810
出願日: 1998年09月30日
公開日(公表日): 2000年04月11日
要約:
【要約】【課題】 コスト増を招くことがなく容易に組み付けることができて、第1多板ブレーキの締結開始域で共用スナップリングの移動による変速ショックが防止される自動変速機の多板ブレーキ構造を提供すること。【解決手段】 トランスミッションケース1の外周部位置に軸方向に直列配置された第1多板ブレーキ3の軸方向移動の規制と第2多板ブレーキ4のピストンリテーナ17の位置決めを共用化している共用スナップリング24を備えた自動変速機の多板ブレーキ構造において、共用スナップリング24を、加工公差を考慮した最大リング溝幅Wより大きな内径幅W1と、加工公差を考慮した最小リング溝幅Wより小さな外径幅W2を持ち、且つ、両側面の少なくとも一方の面に内外径の幅差を吸収するテーパー面24bが形成されたスナップリングとし、共用スナップリング24を、トランスミッションケース1のリング溝23に対して軸方向の移動を許容しないテーパー嵌合状態にて固定した。
請求項(抜粋):
トランスミッションケースの外周部位置に軸方向に直列配置された第1多板ブレーキ及び第2多板ブレーキと、トランスミッションケースのリング溝に嵌合され、前記第1多板ブレーキの軸方向移動を規制するスナップリングと、前記第2多板ブレーキを押圧するピストンの油圧室を形成するピストンリテーナの軸方向一端側の位置決めをするスナップリングとを共用化している共用スナップリングと、を備え、前記ピストンリテーナの軸方向他端側の位置決めを、前記油圧室の前記ピストンを挟んで反対側に配置されたリターンスプリングを介して行なう自動変速機の多板ブレーキ構造において、前記トランスミッションケースは、軸方向一端に開口部を設けると共に、前記共用スナップリングを、加工公差を考慮した最大リング溝幅より大きな内径幅と、加工公差を考慮した最小リング溝幅より小さな外径幅を持ち、且つ、両側面の少なくとも一方の面に内外径の幅差を吸収するテーパー面が形成されたスナップリングとし、該共用スナップリングを、トランスミッションケースのリング溝に対して軸方向の移動を許容しないテーパー嵌合状態にて固定したことを特徴とする自動変速機の多板ブレーキ構造。
Fターム (12件):
3J063AB62 ,  3J063AC04 ,  3J063BA01 ,  3J063BA05 ,  3J063BB48 ,  3J063CA01 ,  3J063CD14 ,  3J063CD17 ,  3J063CD24 ,  3J063CD41 ,  3J063CD56 ,  3J063XA05
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 自動変速機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-345539   出願人:アイシン・エィ・ダブリュ株式会社, トヨタ自動車株式会社
  • 特開平2-051646
  • 特開昭59-200865
審査官引用 (3件)
  • 自動変速機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-345539   出願人:アイシン・エィ・ダブリュ株式会社, トヨタ自動車株式会社
  • 特開平2-051646
  • 特開昭59-200865

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