特許
J-GLOBAL ID:200903027179426464

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-205375
公開番号(公開出願番号):特開平9-236147
出願日: 1996年07月16日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力の調整範囲を広くすると共にピストン速度の低速域から高速域まで全域にわたって適切な減衰力を得る。【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装し、リザーバ6を接続する。シリンダ上室2aとリザーバ6とを主通路11で連通させ主減衰弁14を設ける。シリンダ上下室2a,2b間を伸び側副通路12で連通させ伸び側副減衰弁15と伸び側可変オリフィス16を設ける。シリンダ下室2bとリザーバ6とを縮み側副通路13で連通させて縮み側副減衰弁18と縮み側可変オリフィス17を設ける。可変オリフィス16,17の流路面積を変化させることによって、伸び側および縮み側のオリフィス特性を調整すると共にパイロット圧を変化させて主減衰弁14の開弁圧力を調整する。伸び側および縮み側副減衰弁15,18によって、主減衰弁14の開弁前にバルブ特性を得ることにより、ピストン速度全域にわたって適切な減衰力を得る。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、油液およびガスが封入されたリザーバと、前記シリンダ内に摺動可能に嵌装されて該シリンダ内を第1室と第2室とに画成するピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記第1室を通ってシリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピストンに設けられ前記第1、第2室間を連通させる第1連通路と、該第1連通路に設けられ前記第2室側から第1室側への油液の流通のみを許容する第1逆止弁と、前記第2室と前記リザーバとを連通させる第2連通路と、該第2連通路に設けられ前記リザーバ側から第2室側への油液の流通のみを許容する第2逆止弁と、前記第1室と前記リザーバとを連通させる主通路と、前記第1室と前記第2室とを前記第1連通路と並列に連通させる伸び側副通路と、前記第2室と前記リザーバとを前記第2連通路と並列に連通させる縮み側副通路と、前記主通路に設けられ該主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させるとともに、第1および第2パイロット管路から導入されるパイロット圧に応じて減衰力を調整するパイロット形主減衰弁と、前記伸び側副通路に設けられ前記パイロット形主減衰弁よりも低い圧力で圧力で開弁する伸び側副減衰弁および伸び側可変オリフィスと、前記縮み側副通路に設けられ前記パイロット形主減衰弁よりも低い圧力で開弁する縮み側副減衰弁および縮み側可変オリフィスと、を備えてなり、前記第1パイロット管路は、前記伸び側副通路の前記伸び側副減衰弁と前記伸び側可変オリフィスとの間に接続され、前記第2パイロット管路は、前記縮み側副通路の前記縮み側副減衰弁と前記縮み側可変オリフィスとの間に接続されていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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