特許
J-GLOBAL ID:200903027209887283
蒸発燃料処理装置の故障診断装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
進藤 純一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-300250
公開番号(公開出願番号):特開平8-135522
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【目的】 故障判定時にパージバルブ開度を通常時の設定よりも閉じ側と通常時の設定よりも開き側に設定することにより診断精度を高めつつ、蒸発燃料発生量が多いときの故障判定を禁止して空燃比オーバーリッチを防止する。【構成】 アイドルで、エンジン水温が十分高くて、吸気温が蒸発燃料発生量を増大させる程高くなく、エアコン等の負荷が作動していないという条件が成立すると、パージバルブ開度を全閉とするようデューティー比を設定して(S103)、空燃比フィードバック補正量を検出し(S104)、次いでパージバルブ開度を全開とするようデューティー比を設定し(S105)、空燃比フィードバック補正量を検出する(S106)。そして、それら検出値の差が判定値以上なら正常とし(S109)、判定値より小さければ故障とする(S110)。判定に用いる制御量はISCフィードバック補正量でもよい。
請求項(抜粋):
燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着により捕集するとともに放出可能としたキャニスタと、前記キャニスタをエンジンの吸気通路に接続するパージ通路と、前記パージ通路に介設され該パージ通路を介して前記吸気通路に供給されるパージガスの流量を調整するパージバルブと、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の出力に基づく各種条件に応じてパージバルブ開度を設定することによりパージ流量を設定するパージ流量設定手段を備えた蒸発燃料処理装置の故障診断装置であって、所定の故障診断実行条件が成立した時に、前記パージバルブ開度を閉じ側に設定した状態での所定のエンジン制御量の検出値と前記パージ流量設定手段により前記パージバルブ開度を開き側に設定した状態での前記エンジン制御量の検出値とを比較して前記パージバルブの故障状態を判定する故障判定手段と、前記エンジン制御量を検出するエンジン制御量検出手段と、前記故障判定手段により故障判定を行うに際し、前記パージバルブ開度を閉じ側に設定した状態でのエンジン制御量を検出するため前記パージ流量設定手段によるパージバルブ開度の設定を前記各種条件に応じた設定よりも閉じ側の所定開度に変更し、また、前記パージバルブ開度を開き側に設定した状態でのエンジン制御量を検出するため前記パージ流量設定手段によるパージバルブ開度の設定を前記各種条件に応じた設定よりも開き側の所定開度に変更する診断時開度設定変更手段と、蒸発燃料発生量に関連するパラメータを検出する蒸発燃料発生量検出手段と、前記パージバルブ開度を前記開き側の所定開度に設定することによりパージ流量が過剰となり空燃比オーバーリッチが発生する状態を前記パラメータの検出値に基づき故障診断禁止条件として判定する故障診断禁止条件判定手段と、前記故障診断禁止条件の成立が判定されたときに前記診断時開度設定手段による開き側へのパージバルブ開度の変更を禁止し前記故障判定手段による判定を禁止する故障診断禁止手段を設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置の故障診断装置。
IPC (5件):
F02M 25/08
, F02M 25/08 301
, F02B 77/08
, F02D 41/14 310
, F02D 45/00 358
引用特許: