特許
J-GLOBAL ID:200903027302834530

大気計測システム及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 橋爪 健
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-001278
公開番号(公開出願番号):特開2003-202384
出願日: 2002年01月08日
公開日(公表日): 2003年07月18日
要約:
【要約】【課題】 地上から低中高度における大気の流れを広範囲、高精度かつ簡便に検出する。【解決手段】 第1衛星追跡アンテナ10及び第2衛星追跡アンテナ20は、非静止型衛星60からのビーコン電波を受信するためのアンテナである。基準信号源35は、信号ケーブルを介して接続された第1及び第2受信装置15、25を同期して動作させる。相関処理装置40は、各アンテナ10、20で受信した信号から衛星電波の到着時間差を求める。軌道予測計算機30は、アンテナ10、20の方位の指示と衛星60の動きによる受信周波数変化(ドップラーシフト)及び到着時間差の変化の補正のためのデータを計算し、さらに、衛星60の動きによる周波数変化と電波到着時間差の変化の補正量を求める。データ解析装置50は、測定した到着時間差から大気中の水蒸気分布を推定し、可視化を行い、二次元の水蒸気分布を計算する。
請求項(抜粋):
複数のアンテナにより非静止衛星から受信した電波に基づき、大気の水蒸気分布を計測する大気計測システムにおいて、衛星の軌道を計算し、各アンテナを衛星に向けるように指示し、且つ、アンテナの方向・位置及び衛星の軌道に起因する受信電波の到着時間差を計算する軌道予測計算機と、前記軌道予測計算機からの指示に基づき衛星を捕捉し、その後衛星の追跡を行う第1及び第2アンテナと、前記第1及び第2アンテナからの受信信号に基づき、それぞれ、第1及び第2受信データを出力する第1及び第2受信装置と、複数の衛星位置での測定により、前記第1及び第2受信装置からの受信データを、前記軌道予測計算機により計算された到着時間差で補正して第1及び第2の補正受信データを計算し、さらに、天空上の各位置での第1及び第2の補正受信データの位相差を計算する相関処理装置と、複数の衛星位置での測定により、前記相関処理装置で計算された位相差の時間変動に基づき、天球上の各位置での位相揺らぎを計算し、さらに、各測定で得られた位相ゆらぎを空間的に補間することにより、二次元の水蒸気分布を求めるデータ解析装置と、を備えた大気測定システム。
引用特許:
出願人引用 (2件)

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