特許
J-GLOBAL ID:200903027327896564

消音・制振効果の測定方法並びに測定装置及び信号源探 査装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 憲三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-209636
公開番号(公開出願番号):特開平5-052645
出願日: 1991年08月21日
公開日(公表日): 1993年03月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】電子消音又は電子制振システムによる消音・制振効果をパソコンレベルで処理可能な計算量で且つ実時間で測定可能にする。【構成】ディテクションセンサ10を信号源の信号を検出する適宜位置に配設し、エラーセンサ16を消音又は制振の評価点に配設する。適応型ディジタルフイルタ12はセンサ10によって検出された信号x(n) と最適値に更新されたフイルタ係数との畳み込み演算を行う。エラーセンサ16によって検出された信号d(n) と、フイルタ12の出力信号y(n) と信号d(n) との誤差信号e(n) とを所定期間サンプリングし、サンプリングした信号d(n) 及び誤差信号e(n) のオートパワースペクトルSdd(z) 、See(z) を計算し、その比に基づいて消音量又は振動の減衰量を計算する。ペクトルSdd(z) と、フイルタ12の出力信号y(n) のスペクトルSyy(z) との比を計算し(マルチ)コヒーレンスに相当する適応コヒーレンスを求める。
請求項(抜粋):
音波・振動波が三次元方向へ伝搬可能な領域内における信号源の信号を検出し、第1の検出信号を出力する1つ又は複数の第1の検出手段と、前記伝搬領域内の所定領域で干渉により消音・制振が行われる評価点での前記信号源の信号を検出し、第2の検出信号を出力する1つ又は複数の第2の検出手段と、前記第1の検出信号を予め与えられたフイルタ係数に基づいて処理する適応型ディジタルフイルタと、前記適応型ディジタルフイルタの出力信号と前記第2の検出信号との差から誤差信号を求め、該誤差信号に基づいて所定のアルゴリズムに従って前記誤差信号を最小にするためのフイルタ係数を算出し、該フイルタ係数で前記適応型ディジタルフイルタのフイルタ係数を更新させる制御手段とを有し、前記第1の検出手段を前記信号源の信号を検出する適宜位置に配設するとともに前記第2の検出手段を前記評価点に配設し、前記適応型ディジタルフイルタのフイルタ係数が十分に収束したのちに前記第2の検出信号と、前記誤差信号とを所定期間サンプリングし、前記サンプリングした第2の検出信号及び誤差信号のオートパワースペクトルをそれぞれ計算し、各オートパワースペクトルの比に基づいて消音量又は振動の減衰量を計算することを特徴とする消音・制振効果の測定方法。
IPC (2件):
G01H 17/00 ,  G01H 3/00

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