特許
J-GLOBAL ID:200903027405843740

金属の脆化度判定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-008414
公開番号(公開出願番号):特開2009-168684
出願日: 2008年01月17日
公開日(公表日): 2009年07月30日
要約:
【課題】腐蝕形成した粒界溝の大きさの測定作業を不要にして、高精度な脆化度の判定を迅速かつ廉価になし得る金属の脆化度判定方法を提供する。【解決手段】電解液に接しさせた金属表面に電位を加え、該電位を自然電位(1)から不動態化電位(2)を超えた任意値まで掃引して、該金属表面に不動態皮膜を形成した後、該電位を逆掃引して該金属表面の結晶粒界部を選択的に腐蝕させ、該腐蝕の度合いにより脆化度を判定する金属の脆化度判定方法であって、少なくとも前記自然電位(1)から不動態化電位(2)までの活性態域では、結晶粒全体の腐蝕を抑制しつつ被腐蝕対象部位を活性化すべく早い速度で掃引する一方、逆掃引時は粒界部の溶解を促進すべく遅い速度で掃引し、かつ該逆掃引は再不動態化最小電位(8)から不動態化最大電位(2)に至る迄の間の任意の電位値で終了させ、該再不動態化最小電位(8)から逆掃引の終了点(E)迄の間に流れた電気量で脆化度を判定する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
金属表面に電解液に接しさせて電位を加え、該電位を自然電位から活性態域を通過させて不動態化電位を超えた任意値まで上昇方向に掃引して、該金属表面に不動態皮膜を形成した後、該電位を下降方向に逆掃引して、該金属表面の結晶粒界部を選択的に腐蝕させ、該腐蝕の度合いによって該金属の脆化度を判定する金属の脆化度判定方法であって、 少なくとも前記自然電位から不動態化電位までの活性態域では、結晶粒全体の腐蝕を抑制しながら被腐蝕対象部位を活性化すべく早い速度で掃引するとともに、前記逆掃引時には粒界部の溶解を促進すべく遅い速度で掃引して、該逆掃引は再不動態化最小電位を通過してから不動態化最大電位に至る迄の間の任意の電位値で終了させ、 該再不動態化最小電位を通過してから逆掃引を終了させる間に流れる電気量によって脆化度を判定することを特徴とする金属脆化度の判定方法。
IPC (1件):
G01N 17/00
FI (1件):
G01N17/00
Fターム (8件):
2G050AA01 ,  2G050BA01 ,  2G050BA20 ,  2G050CA04 ,  2G050DA03 ,  2G050EB07 ,  2G050EC01 ,  2G050EC05
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 経年脆化検出方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-027017   出願人:株式会社東芝

前のページに戻る