特許
J-GLOBAL ID:200903027855663423

抗ウイルス組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-526150
公開番号(公開出願番号):特表2003-510264
出願日: 2000年08月31日
公開日(公表日): 2003年03月18日
要約:
【要約】本発明は、ウイルス感染に罹患している哺乳動物、特にヒトに投与することができる抗ウイルス化合物の医薬組成物に関する。これらの組成物は、1以上の抗ウイルス化合物および1以上の適当な水溶性ポリマーを含んで成る混合物を溶融押出しし、そして続いて該溶融押し出しした混合物を粉砕することにより得られる粒子を含んで成る。
請求項(抜粋):
(a)式【化1】 式中、 Yは、CR5またはNであり; Aは、CH、CR4またはNであり; nは、0、1、2、3または4であり; Qは、-NR1R2であるか、またはYがCR5である時はQは水素であることもでき; R1およびR2は各々独立して、水素、ヒドロキシ、C1-12アルキル、C1-12アルキルオキシ、C1-12アルキルカルボニル、C1-12アルキルオキシカルボニル、アリール、アミノ、モノ-もしくはジ-(C1-12アルキル)アミノ、モノ-もしくはジ-(C1-12アルキル)アミノカルボニルから選択され、ここで前述のC1-12アルキル基の各々は、ヒドロキシ、C1-6アルキルオキシ、ヒドロキシC1-6アルキルオキシ、カルボキシル、C1-6アルキルオキシカルボニル、シアノ、アミノ、イミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルアミノ、モノ-もしくはジ-(C1-6アルキル)アミノ、アリールおよびHetから各々独立して選択された1もしくは2個の置換基により、場合によりそして各々独立して置換されることができ;あるいは R1およびR2は一緒に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、アジドまたはモノ-もしくはジ-(C1-12アルキル)アミノC1-4アルキリデンを形成することができ; R3は、水素、アリール、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシカルボニル、C1-6アルキルオキシカルボニルにより置換されたC1-6アルキルであり;そして 各R4は独立して、ヒドロキシ、ハロ、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノカルボニル、ニトロ、アミノ、トリハロメチル、トリハロメチルオキシであるか、またはYがCR5である時はR4はシアノまたはアミノカルボニルにより置換されたC1-6アルキルを表すこともでき; R5は、水素またはC1-4アルキルであり; Lは、-X1-R6または-X2-Alk-R7であり、ここで R6およびR7は各々独立して、フェニル、またはハロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルオキシカルボニル、ホルミル、シアノ、ニトロ、アミノおよびトリフルオロメチルから各々独立して選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基により置換されたフェニルであり;あるいはYがCR5である時、R6およびR7はアミノカルボニル、トリハロメチルオキシおよびトリハロメチルから各々独立して選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基により置換されたフェニルから選択することもでき;あるいはYがNである時、R6およびR7はインダニルまたはインドリルから選択することもでき、該インダニルまたはインドリルの各々は、ハロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルオキシカルボニル、ホルミル、シアノ、ニトロ、アミノおよびトリフルオロメチルから各々独立して選択される1、2、3、4まもしくは5個の置換基により置換されることができ; X1およびX2は各々独立して、-NR3-、-NH-NH-、-N=N-、-O-、-S-、-S(=O)-または-S(=O)2-であり; Alkは、C1-4アルカンジイルであり;あるいは YがCR5である時、LはC1-10アルキル、C3-10アルケニル、C3-10アルキニル、C3-7シクロアルキル、またはC3-7シクロアルキル、インダニル、インドリルおよびフェニルから独立して選択される1もしくは2個の置換基により置換されたC1-10アルキルから選択することもでき、ここで該フェニル、インダニルおよびインドリルは、ハロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノカルボニル、C1-6アルキルオキシカルボニル、ホルミル、ニトロ、アミノ、トリハロメチル、トリハロメチルオキシおよびC1-6アルキルカルボニルから各々独立して選択される1、2、3、4もしくは可能な場合は5個の置換基により置換されることができ; アリールは、フェニルまたは、ハロ、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、ニトロおよびトリフルオロメチルから各々独立して選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基により置換されたフェニルであり; Hetは、脂肪族または芳香族複素環式基であり;該脂肪族複素環式基はピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロチエニルから選択され、ここで該脂肪族複素環式基の各々は場合によりオキソ基で置換されてもよく;そして該芳香族複素環式基は、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニルおよびピリダジニルから選択され、ここで該芳香族複素環式基の各々は場合によりヒドロキシで置換されてもよい;の化合物、それらのN-オキシド、医薬的に許容され得る付加塩または立体化学的な異性体、 あるいは式【化2】 式中、-b1=b2-C(R2a)=b3-b4=は式 -CH=CH-C(R2a)=CH-CH= (b-1); -N=CH-C(R2a)=CH-CH= (b-2); -CH=N-C(R2a)=CH-CH= (b-3); -N=CH-C(R2a)=N-CH= (b-4); -N=CH-C(R2a)=CH-N= (b-5); -CH=N-C(R2a)=N-CH= (b-6); -N=N-C(R2a)=CH-CH= (b-7);の二価の基を表し、 qは、0、1、2であるか;あるいは可能な場合はqは3または4であり; R1は、水素、アリール、ホルミル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシカルボニル、ホルミル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1-6アルキルであり; R2aは、シアノ、アミノカルボニル、モノ-もしくはジ(メチル)アミノカルボニル、シアノ、アミノカルボニルまたはモノ-もしくはジ(メチル)アミノカルボニルで置換されたC1-6アルキル、シアノで置換されたC2-6アルケニル、またはシアノで置換されたC2-6アルキニルであり; 各R2は独立して、ヒドロキシ、ハロ、場合によりシアノもしくは-C(=O)R6で置換されたC1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、1以上のハロゲン原子もしくはシアノで場合により置換されたC2-6アルケニル、1以上のハロゲン原子もしくはシアノで場合により置換されたC2-6アルキニル、C1-6アルキルオキシ、C1-6アルキルオキシカルボニル、カルボキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ-もしくはジ(C1-6アルキル)アミノ、ポリハロメチル、ポリハロメチルオキシ、ポリハロメチルチオ、-S(=O)pR6、-NH-S(=O)pR6、-C(=O)R6、-NHC(=O)H、-C(=O)NHNH2、-NHC(=O)R6、-C(=NH)R6または式【化3】 式中、 各Aは独立して、N、CHまたはCR6であり; Bは、NH、O、SまたはNR6であり; pは、1または2であり;そして R6は、メチル、アミノ、モノ-もしくはジメチルアミノまたはポリハロメチルである;の基であり; Lは、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C3-7シクロアルキルであり、該脂肪族基の各々は *C3-7シクロアルキル、 *各々がハロ、C1-6アルキル、ヒドロキシ、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノカルボニル、ニトロ、アミノ、ポリハロメチル、ポリハロメチルオキシおよびC1-6アルキルカルボニルから各々独立して選択される1、2、3もしくは4個の置換基で場合により置換されたインドリルまたはイソインドリル、 *各芳香族環がR2で定めた置換基から各々独立して選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で場合により置換されてもよいフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニル、から独立して選択される1もしくは2個の置換基により置換されてもよく;あるいは Lは、X-R3であり、式中、 R3は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニルであり、該芳香族環の各々がR2で定めた置換基から各々独立して選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で場合により置換されてもよく;そして Xは、-NR1-、-NH-NH-、-N=N-、-O-、-C(=O)-、-CHOH-、-S-、-S(=O)-または-S(=O)2-であり; Qは、水素、C1-6アルキル、ハロ、ポリハロC1-6アルキルまたは-NR4R5を表し;そして R4およびR5は、各々が水素、ヒドロキシ、C1-12アルキル、C1-12アルキルオキシ、C1-12アルキルカルボニル、C1-12アルキルオキシカルボニル、アリール、アミノ、モノ-もしくはジ(C1-12アルキル)アミノ、モノ-もしくはジ(C1-12アルキル)アミノカルボニルから独立して選択され、ここで各前記C1-12アルキル基は場合により、そして各々が独立してヒドロキシ、C1-6アルキルオキシ、ヒドロキシC1-6アルキルオキシ、カルボキシル、C1-6アルキルオキシカルボニル、シアノ、アミノ、イミノ、モノ-もしくはジ(C1-6アルキル)アミノ、ポリハロメチル、ポリハロメチルオキシ、ポリハロメチルチオ、-S(=O)pR6、-NH-S(=O)pR6、-C(=O)R6、-NHC(=O)H、-C(=O)NHNH2、-NHC(=O)R6、-C(=NH)R6、アリールおよびHetから選択される1もしくは2個の置換基で各々独立して置換されてもよく;あるいは R4およびR5は一緒に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、アジドまたはモノ-もしくはジ(C1-12アルキル)アミノC1-4アルキリデンを形成することができ; Yは、ヒドロキシ、ハロ、C3-7シクロアルキル、1以上のハロゲン原子で場合により置換されたC2-6アルケニル、1以上のハロゲン原子で場合により置換されたC2-6アルキニル、シアノもしくは-C(=O)R6で置換されたC1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、C1-6アルキルオキシカルボニル、カルボキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ-もしくはジ-(C1-6アルキル)アミノ、ポリハロメチル、ポリハロメチルオキシ、ポリハロメチルチオ、-S(=O)pR6、-NH-S(=O)pR6、-C(=O)R6、-NHC(=O)H、-C(=O)NHNH2、-NHC(=O)R6、-C(=NH)R6またはアリールを表し; アリールは、フェニル、または各々が、ハロ、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、ニトロ、ポリハロC1-6アルキルおよびポリハロC1-6アルキルオキシから独立して選択される1、2、3、4もしくは5個の置換基で置換されたフェニルであり、 Hetは、脂肪族または芳香族複素環式基であり;該脂肪族複素環式基はピロリジニル、ピペリジニル、ホモピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロチエニルから選択され、ここで該各脂肪族複素環式基は各々場合によりオキソ基により置換されてもよく;そして該芳香族複素環式基は、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルおよびピリダジニルから選択され、ここで該各芳香族複素環式基は場合によりヒドロキシにより置換されてもよい、の化合物、それらのN-オキシド、医薬的に許容され得る付加塩、四級アミンおよび立体化学的異性体、 あるいは式【化4】 式中、-a1=a2-a3=a4-は式 -CH=CH-CH=CH- (a-1); -N=CH-CH=CH- (a-2); -N=CH-N=CH- (a-3); -N=CH-CH=N- (a-4); -N=N-CH=CH- (a-5);の二価の基を表し、 nは、0、1、2、3または4であり;そして-a1=a2-a3=a4-が(a-1)の場合、nは5であることもでき; R1は、水素、アリール、ホルミル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシカルボニル、ホルミル、C1-6アルキルカルボニル、C1-6アルキルオキシカルボニルで置換されたC1-6アルキルであり;そして 各R2は独立して、ヒドロキシ、ハロ、場合によりシアノもしくは-C(=O)R4で置換されたC1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、1以上のハロゲン原子もしくはシアノで場合により置換されたC2-6アルケニル、1以上のハロゲン原子もしくはシアノで場合により置換されたC2-6アルキニル、C1-6アルキルオキシ、C1-6アルキルオキシカルボニル、カルボキシル、シアノ、ニトロ、アミノ、モノ-もしくはジ(C1-6アルキル)アミノ、ポリハロメチル、ポリハロメチルオキシ、ポリハロメチルチオ、-S(=O)pR4、-NH-S(=O)pR4、-C(=O)R4、-NHC(=O)H、-C(=O)NHNH2、-NHC(=O)R4、-C(=NH)R4または式【化5】 式中、 各Aは独立して、N、CHまたはCR4であり; Bは、NH、O、SまたはNR4であり; pは、1または2であり;そして R4は、メチル、アミノ、モノ-もしくはジメチルアミノまたはポリハロメチルである;の基であり; Lは、C1-10アルキル、C2-10アルケニル、C2-10アルキニル、C3-7シクロアルキルであり、該脂肪族基の各々は *C3-7シクロアルキル、 *各々がハロ、C1-6アルキル、ヒドロキシ、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノカルボニル、ニトロ、アミノ、ポリハロメチル、ポリハロメチルオキシおよびC1-6アルキルカルボニルから各々独立して選択される1、2、3もしくは4個の置換基で場合により置換されたインドリルまたはイソインドリル、 *フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニルまたはピリダジニル、ここで該芳香族環の各々がR2で定めた置換基から各々独立して選択される1、2、3、4・・・
IPC (14件):
C07D239/47 ,  A61K 9/14 ,  A61K 9/20 ,  A61K 9/28 ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/53 ,  A61K 47/32 ,  A61K 47/34 ,  A61K 47/36 ,  A61K 47/38 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/18 ,  C07D239/48 ,  C07D251/16
FI (15件):
C07D239/47 Z ,  A61K 9/14 ,  A61K 9/20 ,  A61K 9/28 ,  A61K 31/505 ,  A61K 31/53 ,  A61K 47/32 ,  A61K 47/34 ,  A61K 47/36 ,  A61K 47/38 ,  A61P 31/12 ,  A61P 31/18 ,  C07D239/48 ,  C07D251/16 A ,  C07D251/16 B
Fターム (32件):
4C076AA31 ,  4C076AA36 ,  4C076AA44 ,  4C076BB01 ,  4C076CC35 ,  4C076EE06 ,  4C076EE09 ,  4C076EE10 ,  4C076EE11 ,  4C076EE12 ,  4C076EE23 ,  4C076EE30 ,  4C076EE32 ,  4C076EE33 ,  4C076FF02 ,  4C076FF06 ,  4C076FF36 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086AA03 ,  4C086BC42 ,  4C086BC64 ,  4C086MA02 ,  4C086MA03 ,  4C086MA05 ,  4C086MA27 ,  4C086MA35 ,  4C086MA41 ,  4C086MA52 ,  4C086NA14 ,  4C086ZB33 ,  4C086ZC55
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る