特許

J-GLOBAL ID：200903028035481467

Sm-Fe-N系磁性粒子粉末の製造法及びSm-Fe-N系磁性粒子粉末を含有するボンド磁石用樹脂組成物、ボンド磁石

発明者： 前川 昌章 ,  山崎 実 ,  藤田 勝弘 ,  片元 勉 ,  池本 邦生 ,  杉田 典生
出願人/特許権者： 戸田工業株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2006-099317
公開番号（公開出願番号）：特開2006-307342
出願日： 2006年03月31日
公開日（公表日）： 2006年11月09日
要約：

【課題】 本発明は、粒度分布に優れるとともに、磁気的分布が小さいボンド磁石用Sm-Fe-N系磁性粒子粉末が得られるSm-Fe-N系磁性粒子粉末の製造法を提供する。【解決手段】 酸化鉄粒子を含有する水懸濁液に、サマリウムを含む水溶液を添加した後、懸濁液のpHを調整し50°C〜100°Cに加熱して前記酸化鉄粒子の粒子表面にサマリウム化合物を被覆し、サマリウム化合物被覆酸化鉄粒子粉末に対して水素気流中500°C〜1000°Cの温度範囲で還元反応を行い、次いで、還元後の粉末に金属Caを混合して不活性ガス雰囲気下で還元拡散反応を行ってSm-Fe合金粒子とした後、窒素ガス雰囲気下で窒化反応を行ってSm-Fe-N系磁性粒子とし、さらに水洗、乾燥する工程を経ることにより、ボンド磁石用として非常に好適なSm-Fe-N系磁性粒子粉末を得ることができる。【選択図】 なし

請求項（抜粋）：

酸化鉄粒子を含有する水懸濁液に、酸化鉄粒子中の鉄原子に対して11.77〜16.50原子%のサマリウムを含む水溶液を添加した後、懸濁液のpHを8.0〜14に調整し、50°C〜100°Cに加熱して前記酸化鉄粒子の粒子表面にサマリウム化合物を被覆し、該サマリウム化合物被覆酸化鉄粒子粉末に対して還元反応を行い、次いで、該還元反応後の粉末に金属Caを混合して不活性ガス雰囲気下で還元拡散反応を行ってSm-Fe合金粒子とし、該還元拡散反応後の粉末に窒化反応を行ってSm-Fe-N系磁性粒子とした後、水洗、乾燥することを特徴とするSm-Fe-N系磁性粒子粉末の製造法。

IPC (6件)：

B22F 9/24 ,  B22F 3/00 ,  C22C 1/04 ,  H01F 1/053 ,  H01F 1/06 ,  H01F 1/08

FI (6件)：

B22F9/24 A ,  B22F3/00 C ,  C22C1/04 F ,  H01F1/04 A ,  H01F1/06 A ,  H01F1/08 A

Fターム (16件)：

4K017AA04 ,  4K017BA06 ,  4K017BB12 ,  4K017BB18 ,  4K017DA04 ,  4K017EJ01 ,  4K018AA27 ,  4K018KA46 ,  5E040AA03 ,  5E040BB03 ,  5E040CA01 ,  5E040HB08 ,  5E040HB11 ,  5E040NN01 ,  5E040NN17 ,  5E040NN18

引用特許：

出願人引用 (4件)

• 希土類-遷移金属-窒素系合金粉の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平3-337576   出願人：住友金属鉱山株式会社
• 合金粉末の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平9-356408   出願人：日亜化学工業株式会社
• Sm-Fe-N系合金粉末の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-274502   出願人：日亜化学工業株式会社
• ボンド磁石用Sm-Fe-N系磁性粉末の製造法及びボンド磁石
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2002-095428   出願人：戸田工業株式会社