特許
J-GLOBAL ID:200903028070331133
圧電素子の駆動装置及び駆動方法、並びに液滴吐出装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
中島 淳
, 加藤 和詳
, 西元 勝一
, 福田 浩志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-077751
公開番号(公開出願番号):特開2006-256149
出願日: 2005年03月17日
公開日(公表日): 2006年09月28日
要約:
【課題】 圧電素子が容量性であることを利用して、この圧電素子に蓄積された電荷分を回生し、再利用することで、エネルギー効率を向上する。1系統の電源によって、圧電素子の駆動による2種類の振動エネルギーを生成する。【解決手段】 圧電素子42が容量性であることに着目し、従来は、この圧電素子42へ印加したときに蓄積される電荷を放電、廃棄していた分を2個のコンデンサ118、124を直列接続又は並列接続に切り替えることで、電位差を持たせ充放電を繰り返すように構成したため、エネルギーを有効利用することができる。特に、圧電素子42をインク吐出用の記録ヘッドとして適用した場合における圧力室46内のインクの粘性調整のための振動エネルギー源として利用することができる。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
所定のパルス幅の駆動電圧を繰り返し印加することで圧電素子を振動させる圧電素子の駆動装置であって、
複数のコンデンサを備え、これらのコンデンサを直列接続状態とする第1の位置、又は並列接続状態とする第2の位置へ切替可能な切替手段と、
前記切替手段により第1の位置に切り替えられた状態でオンとされる第1のスイッチを備え、電源からの電力によりそれぞれのコンデンサを初期充電する初期充電手段と、
前記初期充電後、前記第1のスイッチのオフした後に所定時間オンとされる第2のスイッチを備え、前記それぞれのコンデンサに充電された電荷に基づいて、圧電素子にピーク電圧を印加するピーク電圧印加手段と、
前記所定時間経過後に前記第2のスイッチがオフとなった後、前記切替手段を第2の位置に切り替え、再度第2のスイッチをオンすることで、前記圧電素子に蓄積された電荷が放電してベース電圧とすると共に、当該放電により放出される電荷に基づいてそれぞれのコンデンサに再充電する再充電手段と、を有し、
前記ピーク電圧印加手段による圧電素子への所定の電圧の印加と、前記再充電手段による前記圧電素子に蓄積された電荷の再充電と、を交互に繰り返すことで、前記圧電素子に対して、前記ピーク電圧とベース電圧との差分の振幅を持つ前記所定のパルス幅の駆動電圧を印加することを特徴とする圧電素子の駆動装置。
IPC (2件):
FI (1件):
Fターム (6件):
2C057AF51
, 2C057AM16
, 2C057AN01
, 2C057AR03
, 2C057BA04
, 2C057BA14
引用特許:
出願人引用 (2件)
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インクジェット記録装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平10-123743
出願人:セイコーエプソン株式会社
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容量性負荷駆動回路
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-201899
出願人:セイコーエプソン株式会社
審査官引用 (1件)
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