特許
J-GLOBAL ID:200903028444950320

連続蒸煮方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 浜野 孝雄 ,  森田 哲二 ,  平井 輝一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-019536
公開番号(公開出願番号):特開2005-220510
出願日: 2005年01月27日
公開日(公表日): 2005年08月18日
要約:
【課題】熱経済性を向上し、高品位のパルプをうる連続蒸煮方法の提供。【解決手段】含浸容器101と蒸解器102とを含有してなる、ケミカルパルプの連続蒸煮方法。チップを含浸容器101で含浸させ且つ含浸後に循環液と共に移送管路103を通して蒸煮すべき蒸解器102上の頂部分離器105に供給する。循環液の一画分を頂部分離器105から抜出し、帰り管路106を介して含浸容器101の底部に返送する。黒液管路108を介して蒸解器から含浸容器101に黒液を抜出す。 本発明は帰り管路106と黒液管路108との間に熱交換器107を設けることを特徴とする。熱交換器107は2本の管路の間で熱交換を可能とするが液体の交換を可能としない。熱交換器107を通過した後の黒液管路108中の黒液の温度は10〜15°Cだけ冷却される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
セルロースパルプの連続蒸煮方法であって、蒸煮系は含浸容器(101)と蒸解器(102)とを含有し、含浸容器(101)にチップと加工液との混合物を供給し、そこでチップを先ず予定の含浸温度Timpで含浸させ、しかる後に含浸したチップを循環液Timpで含浸させ、しかる後に含浸したチップを循環液と共に、移送管路(103)を介して予定の蒸煮温度Tdigで蒸煮すべき蒸解器(102)上の頂部分離器(105)に供給し、その際TimpはTdigよりも少なくとも20°Cは低いものとし、循環液の一画分を頂部分離器(105)から抜出し、帰り管路(106)を介して含浸容器の底部に返送する、セルロースパルプの連続蒸煮方法において、 (イ)蒸解器(102)からの黒液の抜出しは、第1の残留アルカリ濃度で蒸煮温度Tdigと本質的に完全な蒸解器圧力とを本質的に維持するように抜出位置(109)で黒液管路(108)に行ない、 (ロ)帰り管路(106)と黒液管路(108)との間で熱交換を可能とするように熱交換器(107)を帰り管路(106)と黒液管路(108)との間に設け、 (ハ)黒液管路(108)中の黒液の温度は熱交換器(107)を通過した後には10〜15°Cだけ冷却されているものとし、 (ニ)木材1トン当り1m3以上及び/又は回収のため全抜出量(RECtot)の少なくとも25%を回収のため(REC1)循環液から抜出してから帰り管路(106)中の循環液を熱交換器(107)で加熱し、 (ホ)熱交換器(107)を通過した後に黒液管路(108)中の黒液を含浸容器の上部部分に導通し、この蒸煮液は含浸容器(101)で4を超えるf/w比、好ましくは5を超えるf/w比の確立に寄与するものとし、 (ヘ)含浸容器(101)中のf/w比の40%以上が黒液管路(108)中の黒液から得られ、 (ト)帰り管路(106)中の循環液は第2の残留アルカリ濃度を有し、 (チ)第1の残留アルカリ濃度は第2の残留アルカリ濃度よりも少なくとも10g/lは高く、含浸容器中のアルカリの消費量は木材1トン当り少なくとも60kgのNaOHであることを特徴とする、セルロースパルプの連続蒸煮方法。
IPC (1件):
D21C7/14
FI (1件):
D21C7/14
Fターム (2件):
4L055CA24 ,  4L055CA30
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (9件)
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