特許
J-GLOBAL ID:200903028490065030

高純度芳香族ジカルボン酸の製造方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永井 義久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-192495
公開番号(公開出願番号):特開平10-036313
出願日: 1996年07月22日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】CTA回収工程の乾燥機およびサイロを省略して製造効率を高め、さらに得られる結晶の純度を高める。【解決手段】酸化反応1からのCTAの酢酸スラリーを、デカンタ遠心分離機300と、第1スクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機400と、第2スクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機500とがこの順に配され、これらの間に第1リスラリー槽6および第2リスラリー槽7とが配された固液分離・洗浄系に供給して、酢酸を水により置換し、置換後のケーキを、そのまま後段のCTAの精製・分離工程に送る。
請求項(抜粋):
前段に反応溶媒および触媒の存在下にて酸化反応による粗製芳香族ジカルボン酸の生成・回収工程、後段に前記粗製芳香族ジカルボン酸から高純度芳香族ジカルボン酸を得る精製・分離工程を有する芳香族ジカルボン酸の製造方法において、前記酸化反応により生成される反応溶媒中の粗製芳香族ジカルボン酸スラリーを、固液分離手段に供給して前記反応溶媒を分離し、分離後のケーキを第1の再懸濁手段にて再懸濁し、この第1の再懸濁手段からの再懸濁スラリーを第1のスクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機に供給し、この第1のスクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機において前記反応溶媒および水からなる溶媒を分離するとともに、第1洗浄液により洗浄および濾過を行い、洗浄後のケーキを第2の再懸濁手段にて再懸濁し、この第2の再懸濁手段からの再懸濁スラリーを第2のスクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機に供給し、この第2のスクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機において、水を主体とする水系溶媒を分離するとともに、第2洗浄液として実質的にきれいな水により洗浄および濾過を行い、水洗浄後のケーキを、そのまま前記後段の精製・分離工程に送るとともに、前記第2のスクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機において分離した水系溶媒を前記第1洗浄液として使用するとともに、この水系溶媒および前記第2洗浄液の濾液を前記第2の再懸濁手段における再懸濁スラリーの媒体として用い、前記第1のスクリーン・ボウルデカンタ遠心分離機において分離した前記反応溶媒および水からなる溶媒、ならびに前記第1洗浄液の濾液を前記第1の再懸濁手段における再懸濁スラリーの媒体として用いることを特徴とする高純度芳香族ジカルボン酸の製造方法。
IPC (5件):
C07C 63/26 ,  C07C 51/265 ,  C07C 51/43 ,  C07C 51/47 ,  C07C 63/24
FI (6件):
C07C 63/26 H ,  C07C 63/26 K ,  C07C 51/265 ,  C07C 51/43 ,  C07C 51/47 ,  C07C 63/24
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • デカンタ型遠心分離機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-298673   出願人:巴工業株式会社, アルファ-ラバールセパレイションアクチセルスカブ
  • 特開昭61-046299
  • 特表平6-502653
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