特許
J-GLOBAL ID:200903029015568961

弁開閉時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-215285
公開番号(公開出願番号):特開平11-062523
出願日: 1997年08月08日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【課題】 ロックピン80が受容孔22に嵌入した状態でロータ20が外部ロータ30等回転伝達部材に対して相対回転を開始する不具合を解消すること。【解決手段】 ロータ20が外部ロータ30等回転伝達部材に対して最遅角位置となることによりロータ20と外部ロータ30等回転伝達部材の相対位相が所定の位相となるように設定して、最遅角位置にてロックピン80の頭部81が受容孔22に嵌入するようにし、また第3流体通路23を遅角油室R2(第2流体通路に連通している)に連通させるとともに、退避孔33の退避位置に移動したロックピン80の外周面が接する退避孔33の内周面に開口する第4流体通路35を進角油室R1(第1流体通路24に連通している)に連通させた。
請求項(抜粋):
弁開閉用のカムシャフトに一体的に設けられるロータと、このロータに所定範囲で相対回転可能に外装されクランクシャフトからの回転動力が伝達される回転伝達部材と、この回転伝達部材内にて前記ロータに取り付けられたベーンと、前記ロータと前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角室と遅角室とに二分される流体圧室と、前記進角室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材又は前記ロータに形成され内部に前記ロータ又は前記回転伝達部材に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記ロータ又は前記回転伝達部材に形成され前記ロータと前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相となったとき前記ロックピンの頭部が嵌入する受容孔と、前記ロックピンを前記退避孔の退避位置に向けて押動する流体を前記受容孔に給排する第3流体通路とを備えて、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、前記ロータが前記回転伝達部材に対して最遅角位置又は最進角位置となることにより前記ロータと前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相となるように設定し、前記最遅角位置が所定の位相となるように設定した場合には、前記第3流体通路を前記第2流体通路に連通させるとともに、前記退避孔の退避位置に移動した前記ロックピンの外周面が接する前記退避孔の内周面に開口する第4流体通路を前記第1流体通路に連通させ、また前記最進角位置が所定の位相となるように設定した場合には、前記第3流体通路を前記第1流体通路に連通させるとともに、前記第4流体通路を前記第2流体通路に連通させたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F02D 13/02 G
引用特許:
審査官引用 (1件)

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