特許
J-GLOBAL ID:200903029041200646

免震構造物の過大変形制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 英夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-101109
公開番号(公開出願番号):特開2006-283288
出願日: 2005年03月31日
公開日(公表日): 2006年10月19日
要約:
【課題】 想定以上の地震力が働いた場合、免震層での水平移動量が増すほど摩擦による制動力が増して、過大な水平移動を阻止し、擁壁との衝突による衝撃及び地上構造物の過大変形を抑制することができる簡単かつ経済的な構成の過大変形制御装置を提供する。 【解決手段】 擁壁6の張出し部7下面と地上構造物3の免震層近傍部とのうち、少なくとも一方を斜面に形成して、免震層4に想定以上の水平移動が生じたとき地上構造物の免震層近傍部が張出し部の下へ互いに接触しながら潜り込むように構成するか、擁壁の上面と地上構造物の免震層近傍部とのうち、少なくとも一方を斜面に形成して、免震層に想定以上の水平移動が生じたとき地上構造物の免震層近傍部が擁壁の上へ互いに接触しながら乗り上げるように構成し、接触部分に発生する摩擦力によって、免震層での過大な水平移動を阻止するように構成する。 【選択図】 図8
請求項(抜粋):
地盤と地上構造物との間に設けられた免震層での相対的な水平移動によって地上構造物に入力される地震力を減衰するようにした免震構造物において、地上構造物の免震層近傍部の周囲に水平方向のクリアランスを隔てて設けられた擁壁に、地上構造物側へ突出した張出し部を形成し、張出し部の下面と、それに対向する地上構造物の免震層近傍部とのうち、少なくとも一方を地上構造物から遠ざかる程低くなるように傾斜した斜面に形成し、免震層に想定以上の水平移動が生じたときに地上構造物の免震層近傍部が張出し部の下へ互いに接触しながら潜り込むように構成し、接触部分には摩擦材を設けておき、その接触部分に発生する摩擦力によって、免震層での過大な水平移動を阻止し、地上構造物の免震層近傍部と擁壁との衝突による地上構造物の過大変形を抑制するようにしたことを特徴とする免震構造物の過大変形制御装置。
IPC (2件):
E04H 9/02 ,  F16F 15/02
FI (2件):
E04H9/02 331Z ,  F16F15/02 E
Fターム (5件):
3J048AA06 ,  3J048AC01 ,  3J048BE12 ,  3J048DA01 ,  3J048EA38
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 一般住宅用免震装置における変位規制装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-057621   出願人:横浜ゴム株式会社
  • 構造体の衝突緩衝構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-181172   出願人:大成建設株式会社, 石川島運搬機械株式会社, 石川島播磨重工業株式会社, 株式会社アイ・エヌ・シー・エンジニアリング
  • 建物間衝突緩衝方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-160208   出願人:大成建設株式会社

前のページに戻る