特許
J-GLOBAL ID:200903029768666761

白血球の選択的調製方法及びポリメラーゼ連鎖反応用キット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-056289
公開番号(公開出願番号):特開平10-002898
出願日: 1997年03月11日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】塩化アンモニウムとカルボン酸又は金属カルボキシレートを含有する溶液で赤血球を溶解する工程及び残存する白血球を洗浄する工程を含む一連の処理を全血試料に施すことにより、白血球を赤血球から迅速且つ選択的に分離することができる。得られた白血球細胞は容易に溶解され、そしてポリメラーゼ連鎖反応に供することにより標的核酸を増幅して検出することができる。この増幅法を実施する上で有用な試験キットは、標識化プライマー、PCR試薬並びに試料調製用の塩化アンモニウム及びカルボン酸又は金属カルボキシレートを含有する試薬混合物を含む。
請求項(抜粋):
(A)少なくとも約50mMの塩化アンモニウム及び少なくとも一つのカルボキシル基を有するカルボン酸又は金属カルボキシレート約0.001重量%〜約0.1重量%を含む赤血球溶解液と全血試料とを混合し、(B)得られた混合物を遠心分離することにより前記全血試料から白血球のペレットを形成し、(C)その上清を除去した後、前記白血球ペレットを前記溶解液の新鮮な試料中で洗浄し、そして(D)前記白血球ペレットを遠心分離して単離する白血球の選択的調製方法であって、前記カルボン酸又は金属カルボキシレートは下記構造式:R-COOM(上式中、Mは水素又は1価のカチオンを表し、Rは炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6の置換アルキル基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、炭素原子数2〜6の置換アルケニル基、アリール基、置換アリール基、アリールアルキル基又は置換アリールアルキル基を表す)で示され、前記溶解液のpHは6〜8の間にあり、そして前記(A)〜(D)を約20分以内で遂行する、白血球の選択的調製方法。
IPC (4件):
G01N 33/49 ,  C12N 15/09 ,  C12Q 1/68 ,  G01N 33/48
FI (4件):
G01N 33/49 A ,  C12Q 1/68 A ,  G01N 33/48 C ,  C12N 15/00 A
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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