特許
J-GLOBAL ID:200903029940230954

工具ホルダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐竹 弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-102597
公開番号(公開出願番号):特開平10-277876
出願日: 1997年04月03日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 工具ホルダのシール機構を着脱し易くすると共に、それによってシール機構の偏摩耗が生じない様にする。【解決手段】 工作機械Aのスピンドル3に取り付けられる主軸20内を通して工具Cの切削部に対する給油を行う様にした工具ホルダBにおいて、ケース40が、ボールベアリング41とシール収納用の開放スペース42とを軸方向に分離して備え、主軸側に着脱自在に取り付けられるスリーブ72と、スリーブ72に接触するシール73と、シール73を保持すると共にケース側に着脱自在に取り付けられるシールケース74とによってシール機構70を構成し、また、シールケース71とケース40の間には、ケース40が油圧等によって傾いても両者が接触しない程度の隙間91を設けておく。
請求項(抜粋):
工作機械のスピンドルに取り付けられる主軸と、該主軸内を通して、該主軸に装着される工具の切削部に対する潤滑用及び/又は冷却用の液体の供給を行うための主軸内流路と、前記主軸を回転可能に支持するケースと、前記工作機械に設けられた液体供給機構と接続されることにより、該液体供給機構から前記液体を受け取る液体受け取り機構と、該液体受け取り機構と前記ケースとの間に装着され、該液体受け取り機構内の前記液体を、前記ケースに設けた液体侵入孔を介して該ケースの内側へ送り込むための液体通路と、前記ケースと前記主軸との間に介装され、前記液体侵入孔を介して前記ケース内に供給される前記液体のシールを行うシール機構とを備える工具ホルダにおいて、前記ケースが、前記主軸を回転可能に支持するための軸受け部と、該軸受け部に対して工具装着側に設けられ、その内側に、前記主軸との間に全体がほぼ収まる様に前記シール機構を前記工具装着側から軸方向に挿入可能な開放空間を備えると共に、その外側に前記液体通路を固定されるシール収納部とを備え、前記シール機構が、前記主軸側に着脱自在に取り付けられるスリーブと、該スリーブの外周面に接触するシールと、該シールを保持すると共に前記ケース側に着脱自在に取り付けられるシールケースとによって構成され、前記ケースの前記シール収納部には、外側からシールケース脱着用工具を挿入することによって前記シールケースを前記ケースに対して脱着するためのシールケース脱着操作孔が形成され、同じく前記ケースの前記シール収納部には、外側からスリーブ脱着用工具を挿入することによって前記スリーブを前記主軸に対して脱着するためのスリーブ脱着操作孔が形成されていることを特徴とする工具ホルダ。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

前のページに戻る