特許
J-GLOBAL ID:200903030161422390

耐ローピング性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-185026
公開番号(公開出願番号):特開平8-049017
出願日: 1994年08月05日
公開日(公表日): 1996年02月20日
要約:
【要約】【目的】 耐ローピング性に優れるフェライト系ステンレス鋼板を経済的に製造する。【構成】 γpotが20.0〜40.0であるフェライト系ステンレス鋼を、850°C以上の仕上り温度、550°C以下の巻取り温度で熱間圧延し、熱延板の板中心層部の{100}〈011〉方位の結晶方位分布密度f(g)を15.0以下とし、硬いマルテンサイト相を生成させる。この熱延板に熱延板焼鈍を加えることなく50%以上の冷間圧延を行い、冷延板の板中心層部の{100}〈011〉方位のf(g)を7.0以下として、フェライト相の冷延集合組織の発達を抑制する。これにより冷延板ローピングを低減する。さらに最終焼鈍の後にスキンパス圧延を0.5〜3.0%の圧延率の範囲で行い、ローピング高さを0.15μm以下とする。
請求項(抜粋):
質量%で表される化学成分が、下記式により定義されるγpotが20.0〜40.0であるフェライト系ステンレス鋼スラブを熱間圧延し、次いで熱延板焼鈍を行うことなく冷間圧延して最終焼鈍するステンレス鋼板の製造方法において、上記の熱間圧延を行うに際し、仕上り温度が850°C以上、巻取り温度が550°C以下になるように熱間圧延し、当該熱延板中心層部における{100}〈011〉方位の結晶方位分布密度f(g)を15.0以下とし、次いで50%以上の冷間圧延を行い、冷間圧延板の板中心層部における{100}〈011〉方位の結晶方位分布密度を7.0以下とすることを特徴とする耐ローピング性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法。γpot =420 C+ 470N+23Ni+9Cu+7Mn-11.5Cr-11.5Si-12Mo-23V-47Nb-52Al+189
IPC (2件):
C21D 8/02 ,  B21B 3/02
引用特許:
審査官引用 (3件)

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