特許
J-GLOBAL ID:200903030250858142
車両のブレーキ液圧制御装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人プロスペック特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-169668
公開番号(公開出願番号):特開2008-001118
出願日: 2006年06月20日
公開日(公表日): 2008年01月10日
要約:
【課題】スプリット路走行中のブレーキ操作時において、高μ側前輪についてのABS制御中におけるマスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧の差圧を適切に推定すること。【解決手段】この装置は、増圧弁として常開リニア電磁弁を採用し、減圧制御・リニア増圧制御を一組とするABS制御を繰り返し実行する。「スプリット路」上でのブレーキ操作により第1の前輪loに対してABS制御が実行され第2の前輪hiに対してヨーモーメント制御が実行されている状態にて第2の前輪hiのブレーキ液圧制御がヨーモーメント制御からABS制御に移行した場合、この装置は、「第2の前輪の差圧=第1の前輪の差圧-(第2の前輪のホイールシリンダ圧-第1の前輪のホイールシリンダ圧)」という関係を利用して、第2の前輪hiに対応する常開リニア電磁弁の指令電流値を決定するために使用される第2の前輪hiの差圧推定値Pdiffhiを算出・更新していく。【選択図】図9
請求項(抜粋):
アンチスキッド制御開始条件が成立した車輪に対して、ホイールシリンダ(Wfr等)内のホイールシリンダ圧を減少させる減圧制御及び前記ホイールシリンダ圧を増大させる増圧制御を交互に実行するアンチスキッド制御を、同じ車輪に対して連続的に複数回、且つ、少なくとも左右前輪に対して互いに独立に実行可能なアンチスキッド制御手段(51、図13、図15〜図17のルーチン)と、
前記左右前輪のうち一方の第1の前輪にのみ前記アンチスキッド制御が開始されたとき、前記アンチスキッド制御が実行されていない第2の前輪に対して、前記ホイールシリンダ圧(Pwhi)の増大を抑制するヨーモーメント制御を実行するヨーモーメント制御手段(51、図14のルーチン)と、
前記アンチスキッド制御実行中の車輪について前記ホイールシリンダ圧の推定値(Pw)を取得するホイールシリンダ圧推定値取得手段(51、図13、図16のルーチン)と、
少なくとも前記取得されたホイールシリンダ圧推定値(Pw)に基づいて、前記アンチスキッド制御実行中の車輪について前記マスタシリンダ圧と前記ホイールシリンダ圧との差圧の推定値(Pdiff)を取得する差圧推定値取得手段(51、図15〜図17のルーチン)と、
前記差圧推定値(Pdiff)に基づいて前記増圧制御を実行する増圧制御手段(51、1526,1528)と、
を備えた車両のブレーキ液圧制御装置において、
前記差圧推定値取得手段は、
前記ヨーモーメント制御が実行されている前記第2の前輪に対して前記アンチスキッド制御開始条件が成立したことにより前記第1の前輪に加えて同第2の前輪に対しても前記アンチスキッド制御が開始・実行される両前輪アンチスキッド制御状態において、同第2の前輪の前記差圧推定値(Pdiffhi)の特定時点での値である特定時差圧推定値(Pdiffhi0)を、前記差圧推定値取得手段により取得される前記第1の前輪の差圧推定値(Pdifflo)と、前記ホイールシリンダ圧推定値取得手段により取得される前記第2の前輪のホイールシリンダ圧推定値(Pwhi)と前記第1の前輪のホイールシリンダ圧推定値(Pwlo)の差であるホイールシリンダ圧差(Pwhi-Pwlo)と、に基づいて取得する特定時差圧取得手段(51、1518、1520)を備えた車両のブレーキ液圧制御装置。
IPC (2件):
FI (2件):
B60T8/1761
, B60T8/1755 A
Fターム (6件):
3D046BB25
, 3D046BB28
, 3D046CC02
, 3D046EE01
, 3D046HH02
, 3D046HH36
引用特許:
出願人引用 (1件)
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ブレーキ液圧制御装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-206687
出願人:株式会社デンソー
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