特許
J-GLOBAL ID:200903030325293820

ロータリエンコーダのチャタリング防止装置およびチャタリング防止方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩佐 義幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-258549
公開番号(公開出願番号):特開平10-104018
出願日: 1996年09月30日
公開日(公表日): 1998年04月24日
要約:
【要約】【課題】 ハードウェアの改造を行わずにチャタリングを取り除くことにより、操作性を向上させることにある。【解決手段】 回転方向取得処理部21により、カウント数の回転方向のみを抽出することにより、ロータリーエンコーダ11の回転速度に比べ大き過ぎるカウント数を取り除き、回転方向取得処理部21で得られた回転方向の情報に基づいて、現回転方向を前回転方向と比較し、2回以上同じ回転方向でない場合には、チャタリングによりロータリーエンコーダ11の回転している方向とは逆になっている回転方向であると判断しこれを取り除く。これにより、不完全なチャタリング除去回路を使用している場合の、出力パルスカウンタでチャタリングの残った出力パルス信号をカウントしたときのカウント数の異常値を、チャタリング除去処理によって取り除くため、ハードウェアの変更を行う必要がなくなり操作性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
チャタリングを含むパルス信号を出力するロータリーエンコーダと、このロータリーエンコーダの出力パルス信号のチャタリングを取り除く第1のチャタリング除去手段と、この第1のチャタリング除去手段からの出力信号であるチャタリングの残ったままパルス信号をカウントする出力パルス信号カウンタとを有し、前記パルス信号のチャタリングを防止するロータリエンコーダのチャタリング防止装置において、前記出力パルス信号カウンタのカウンタ数が所定のしきい値以上のとき、そのカウント値を取り除くために、前記カウント数を回転方向のみの情報に変換して、回転方向を取得する回転方向取得手段と、前記回転方向の情報を格納する格納手段と、前記格納手段から取得した回転方向情報が前記ロータリーエンコーダの回転とは逆になる回転方向データを取り除くため、さらにチャタリングを除去する処理をする第2のチャタリング除去手段と、を備えたことを特徴とするロータリエンコーダのチャタリング防止装置。
IPC (2件):
G01D 5/245 102 ,  G01D 5/245
FI (2件):
G01D 5/245 102 D ,  G01D 5/245 102 A
引用特許:
審査官引用 (2件)

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