特許
J-GLOBAL ID:200903030682750881

FMCWレーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-314305
公開番号(公開出願番号):特開平9-152477
出願日: 1995年12月01日
公開日(公表日): 1997年06月10日
要約:
【要約】【課題】 検出すべき物標が複数存在しても、全ての物標との距離及び相対速度を正しく検出できるFMCWレーダ装置を提供する。【解決手段】 2つの受信チャネルCH1,CH2を備えたFMCWレーダ装置において、送信信号と受信信号とを混合してなるビート信号を、各受信チャネルCH1,CH2毎、及び送信信号の周波数が増大する上昇部、周波数が減少する下降部毎にフーリエ変換し、夫々についてパワーのスペクトルがピークとなる全てのピーク周波数成分を検出する。そして、上昇部及び下降部毎に、受信チャネルCH1,CH2間で同じ周波数となるピーク周波数成分の位相差△φu(i),△φd(j)を算出(310,320) する。上昇部及び下降部から夫々一つずつピーク周波数成分を適宜選択し、その位相差の差の絶対値|△φu(i)-△φd(j)|が所定値εより小さければ、これらピーク周波数成分をペアとして特定(330,340) する。
請求項(抜粋):
三角波変調信号によって周波数変調され、周波数が漸次増減する送信信号を発生し、レーダ波として送信する送信手段と、物標により反射された上記レーダ波を受信して受信信号を発生すると共に、該受信信号を、上記送信信号と混合してビート信号を発生する受信手段と、該受信手段からのビート信号に基づき、上記物標との距離および相対速度を求める信号処理手段と、を備えたFMCWレーダ装置において、上記信号処理手段は、上記送信信号の周波数が上昇する上り変調時および周波数が下降する下り変調時毎に上記ビート信号をフーリエ変換し、夫々、周波数成分毎の複素ベクトルを算出する解析手段と、該解析手段により算出される複素ベクトルに基づき、周波数スペクトル上でピークとなる全ての周波数成分を検出するピーク検出手段と、上記複素ベクトルから得られる情報に基づき、上記ピーク検出手段にて検出される上り変調時の各ピーク周波数成分と下り変調時の各ピーク周波数成分とを夫々比較することにより、同一物標からの反射波に基づくピーク周波数成分のペアを特定するピークペア特定手段と、を備え、上記ピークペア特定手段により特定されたピーク周波数成分のペア毎に、該ピーク周波数成分の周波数から物標との距離および相対速度を求めることにより、複数物標を同時に検出することを特徴とするFMCWレーダ装置。
IPC (4件):
G01S 13/34 ,  G01S 7/02 ,  G01S 13/60 ,  G08G 1/16
FI (4件):
G01S 13/34 ,  G01S 7/02 C ,  G01S 13/60 D ,  G08G 1/16 E
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 周波数変調レーダ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-194847   出願人:トヨタ自動車株式会社
  • 特開昭54-075292
  • 特開平4-220582

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