特許
J-GLOBAL ID:200903030803711439

流体封入式筒型マウントおよびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-008236
公開番号(公開出願番号):特開平9-196108
出願日: 1996年01月22日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】 軸部材12と中間スリーブ20を本体ゴム弾性体16で連結せしめたマウント本体18を、アルミニウム合金製の筒状ブラケット14に組み付けて、外周面に開口するポケット部26,28を閉塞することにより流体室58,60を形成した流体封入式筒型マウントにおいて、優れた流体密性と軸方向の耐荷重強度を、簡略な構成をもって容易に確保すること。【解決手段】 筒状ブラケット14を、破断伸びが2.0%以上のアルミニウム合金からなる鋳造品にて構成し、その軸方向一方の開口部に環状突起52を一体形成して中間スリーブ20の軸方向一端面に当接せしめる一方、軸方向他方の開口部に環状係止部54を形成して中間スリーブ20の軸方向他端部に当接せしめることにより、それら環状突起52と環状係止部54によって、中間スリーブ20の軸方向両端部を、シールゴム層44を介して、軸方向に挟持固定せしめた。
請求項(抜粋):
軸部材と、該軸部材の外方に所定距離を隔てて配された中間スリーブを、それらの間に介装された本体ゴム弾性体によって連結すると共に、該本体ゴム弾性体にポケット部を設けて該中間スリーブに形成された窓部を通じて外周面に開口せしめる一方、取付用脚部が一体形成されたアルミニウム合金製の筒状ブラケットを、該中間スリーブに外挿固着して前記窓部を覆蓋することにより、非圧縮性流体が封入された流体室を形成した流体封入式筒型マウントにおいて、前記筒状ブラケットが、破断伸びが2.0%以上であるアルミニウム合金材からなる鋳造品であって、該筒状ブラケットの軸方向一方の開口部に、内方に突出して前記中間スリーブの軸方向一端部に当接せしめられる環状突起が形成されている一方、該筒状ブラケットの軸方向他方の開口部に、軸方向に所定長さで延び出し内方に屈曲せしめられて該中間スリーブの軸方向他端部に係止される環状係止部が形成されており、それら環状突起と環状係止部で該中間スリーブが軸方向に挟持せしめられて、かかる筒状ブラケットが該中間スリーブに固着されていると共に、それら環状突起および環状係止部と該中間スリーブの軸方向端部との間でシールゴム層が挟圧せしめられて、前記流体室がシールされていることを特徴とする流体封入式筒型マウント。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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