特許
J-GLOBAL ID:200903031169570378
スピンドルモータ、このスピンドルモータに適用されるロータの製造方法、及びこのスピンドルモータを備えたハードディスク駆動装置
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-277830
公開番号(公開出願番号):特開2005-045924
出願日: 2003年07月22日
公開日(公表日): 2005年02月17日
要約:
【課題】 各動圧軸受部の軸受剛性と、シャフト及びロータハブの直角度等の精度と、テーパシール部の軸方向寸法とを確保すると共に、モータ全体の小型且つ薄型化を実現することである。また、使用環境の変化に関わらず、安定した軸受剛性を確保すると共に、モータ外部へのオイルの流出を防止し、信頼性並びに耐久性を向上させることである。加えて、小型且つ薄型のモータであっても、組立工程でのロータハブの応力変形を排除して信頼性を向上させることである。【解決手段】 フルフィル構造の流体動圧軸受部を有するスピンドルモータであって、シャフト16及びロータハブ18を一体に成形すると共に、動圧軸受部の径方向外方にテーパシール部34を形成する。そして、シャフト16及びロータハブ18を軸受保持部材4及びスリーブ12より熱膨張係数の高い部材によって成形する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
シャフトと、該シャフトの一端側に配置されると共に、略円板状の上壁部と該上壁部の外周部から垂下する周壁部とを有し該シャフトと一体に形成されたロータハブと、
前記シャフトが回転自在に遊挿される軸受穴を有するスリーブと、を備え、
前記スリーブの外周面には、有底円筒状の軸受保持部材が形成され、
前記ロータハブには、前記上壁部から垂下し前記軸受保持部材の外周部と径方向に間隙を介し対向する周状突起が形成され、該周状突起の内周面と前記軸受保持部材の外周面との間に形成される間隙は、前記上壁部から前記シャフトの他端側に向かって該間隙の半径方向の隙間寸法が拡径することでテーパシール部が構成され、
前記スリーブの上端面と前記ロータハブの上壁部の下面から、前記スリーブの内周面と前記シャフトの外周面、並びに前記スリーブの下端面と前記軸受保持部材の上端面との間には、前記テーパシール部に連続する微小間隙が形成され、該微小間隙内には、全体に渡ってオイルが途切れることなく連続して充填されると共に、該オイルは前記テーパシール部内において気液界面を形成して保持されており、
前記スリーブの内周面及び前記シャフトの外周面とのいずれか一方の面には、一対のスパイラル溝を連結してなるヘリングボーン溝が動圧発生溝として設けられたラジアル動圧軸受部が構成され、
前記軸受保持部材の上端面及び前記ロータハブの上壁部の下面とのいずれか一方の面には、前記ロータハブの回転時、該ロータハブを軸方向一方から支持する動圧発生溝が形成されたスラスト動圧軸受部が構成され、
前記ロータハブ及び前記シャフトは、前記軸受保持部材及び前記スリーブより熱膨張係数の高い部材によって形成されていることを特徴とするスピンドルモータ。
IPC (5件):
H02K7/08
, F16C17/10
, F16C33/10
, G11B19/20
, H02K5/16
FI (5件):
H02K7/08 A
, F16C17/10 A
, F16C33/10 Z
, G11B19/20 E
, H02K5/16 Z
Fターム (38件):
3J011AA06
, 3J011AA08
, 3J011AA12
, 3J011BA02
, 3J011CA03
, 3J011KA04
, 5D109BA14
, 5D109BA17
, 5D109BA20
, 5D109BB04
, 5D109BB12
, 5D109BB18
, 5D109BB21
, 5D109BB22
, 5D109BB32
, 5D109BC11
, 5H605BB05
, 5H605BB19
, 5H605CC04
, 5H605CC05
, 5H605CC10
, 5H605EB02
, 5H605EB06
, 5H605EB28
, 5H605EB33
, 5H605GG21
, 5H607BB01
, 5H607BB07
, 5H607BB09
, 5H607BB14
, 5H607BB17
, 5H607CC01
, 5H607CC09
, 5H607DD08
, 5H607DD09
, 5H607GG12
, 5H607JJ07
, 5H607KK10
引用特許:
出願人引用 (1件)
-
動圧軸受装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2000-207951
出願人:株式会社三協精機製作所
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