特許
J-GLOBAL ID:200903019686355398
動圧軸受装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-207951
公開番号(公開出願番号):特開2002-021845
出願日: 2000年07月10日
公開日(公表日): 2002年01月23日
要約:
【要約】【課題】 簡易な構成で、潤滑流体の外部漏れを良好に防止することを可能とする。【解決手段】 アンバランスな形状の流体加圧手段13aによる内方側加圧作用によって、軸受隙間空間内の潤滑流体を、常時、軸受隙間空間の閉塞側に向かって加圧し、上記軸受隙間空間内の潤滑流体の気液界面を内方側に押し込むようにして保持し、上記軸受隙間空間の開口側からの潤滑流体の漏れを良好に防止するように構成するとともに、潤滑流体の充填量を、アンバランスな形状の流体加圧手段13aによる内方側加圧作用を減少させることのない量に設定し、かつ開口側に配置したスラスト動圧軸受部SBaの軸受剛性を閉塞側に配置したスラスト動圧軸受部SBbの軸受剛性よりも大きくして得た剛性差を、上記アンバランスな形状の流体加圧手段13aに対抗させることによって、両スラスト動圧軸受部SBa,SBb内における軸受隙間を均一状態に維持し、軸受ロストルクの増大を良好に防止したもの。
請求項(抜粋):
軸部材に対して、該軸部材より大径の円盤状部材からなるスラストプレートが固定されているとともに、これら軸部材及びスラストプレートの各々を半径方向外方側及び軸方向両側からそれぞれ近接対向するようにして取り囲む軸受部材を備えていることにより、上記軸部材と軸受部材との間における半径方向の対向軸受隙間空間にラジアル動圧軸受部が形成される一方、前記スラストプレートの軸方向両端面と軸受部材との間における軸方向の両対向軸受隙間空間にスラスト動圧軸受部がそれぞれ形成され、上記ラジアル動圧軸受部からスラスト動圧軸受部に至るまで連続的に形成された軸受隙間空間の軸方向一端側が閉塞されているとともに、上記軸受隙間空間の軸方向他端側が開口され、上記軸受隙間空間の開口側から軸方向内側の全体にわたって潤滑流体が連続的に充填され、その潤滑流体の気液界面が上記開口側に位置するものであって、前記軸部材及びスラストプレート側と、前記軸受部材側との双方の部材どうしが相対的に回転したときに、前記ラジアル動圧軸受部及びスラスト動圧軸受部に設けられた所定の流体加圧手段によって前記潤滑流体に動圧力を発生させることにより、上記双方向の部材どうしをラジアル方向及びスラスト方向にそれぞれ相対的に浮上させる軸受構造を備えた動圧軸受装置において、前記ラジアル動圧軸受部における流体加圧手段が、前記潤滑流体に対して軸受隙間空間の開口側から閉塞側に向かう内方側加圧力を与えるアンバランスな形状の動圧発生用溝から構成されているとともに、前記軸受隙間空間内に充填された潤滑流体の充填量は、前記スラストプレートと軸受部材との両部材どうしが前記スラスト動圧軸受部内でスラスト方向に相対浮上したときの前記気液界面の内方側への移動にかかわらず、前記内方向加圧力を維持する量に設定され、かつ、前記スラストプレートの軸方向両端側に設けられた両スラスト動圧軸受部のうちの前記軸受隙間空間の開口側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性が、閉塞側に配置されたスラスト動圧軸受部の軸受剛性よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする動圧軸受装置。
IPC (2件):
FI (2件):
F16C 17/10 A
, F16C 33/10 Z
Fターム (6件):
3J011AA06
, 3J011AA12
, 3J011BA02
, 3J011CA03
, 3J011KA04
, 3J011MA23
引用特許:
審査官引用 (3件)
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特開昭63-167112
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動圧軸受装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平8-048089
出願人:株式会社三協精機製作所
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動圧流体軸受装置及び電動機
公報種別:公開公報
出願番号:特願平9-340591
出願人:日本電産株式会社
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