特許
J-GLOBAL ID:200903031315116811

鉄道車両の軌間可変台車

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-139509
公開番号(公開出願番号):特開平8-332950
出願日: 1995年06月06日
公開日(公表日): 1996年12月17日
要約:
【要約】【目的】 走行しながら軌間変更を行うことができると共に、車輪位置ロック機構のガタの発生を防止することができ、かつ安全性や信頼性が高い鉄道車両の軌間可変台車を提供することである。【構成】 回転しない車軸6には車軸外筒10が軸方向に摺動可能に外挿され、車軸外筒10には車輪12が回転可能に支持されている。車軸外筒7の端部にはロッキングブロック13が取付けられ、このロッキングブロック13の円錐状の突起15A、15Bが夫々軸箱4の嵌合穴16に係合した時に、車軸外筒7の軸方向移動が係止される。円錐状の突起15A、15Bと嵌合穴16との嵌合は、台車の自重によって行われる。嵌合穴16には突起用の防振ユニット18が取付けられ、この防振ユニット18は嵌合穴16に嵌合した突起15の側面を弾性的に付勢する。
請求項(抜粋):
広い軌間の走行レールと狭い軌間の走行レールとを接続する軌間変更走行レールを走行中に車輪間隔を自動的に変更する鉄道車両の軌間可変台車において、台車枠の側梁に弾性体を介して懸架され、嵌合穴が上面に穿設された左右一対の軸箱と、上記軸箱の下端面に形成され、車輪間隔の変更時に車体を支持する車体支持部と、両端部が夫々上記一対の軸箱内に収容され、上記軸箱に対して上下方向に相対移動可能な車軸と、上記広い軌間と上記狭い軌間とに夫々対応する位置に移動するように軸方向に移動可能に上記車軸に外挿された左右一対の車軸外筒と、上記車軸外筒の各々に軸受を介して回転可能に取付けられた左右一対の車輪と、上記一対の車軸外筒の外周に夫々取付けられ、上記軸箱を介して車両重量を受ける荷重支持上面と上記車軸の上記相対移動時に上記軸箱内部の摺動案内用の側面に案内される摺動側面とを夫々有する左右一対のロッキングブロックと、上記ロッキングブロックの各々の上記荷重支持上面に突設され、上記車軸外筒が上記広い軌間と上記狭い軌間とに夫々対応する位置にある時に上記軸箱の上記嵌合穴に嵌合可能な二個の円錐状突起と、上記嵌合穴の周囲に設置され、上記嵌合された円錐状突起の周囲に弾性的に当接する突起用の防振ユニットとを具備することを特徴とする鉄道車両の軌間可変台車。

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