特許
J-GLOBAL ID:200903031475694617

耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金材及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 萬里
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-177881
公開番号(公開出願番号):特開2009-013479
出願日: 2007年07月06日
公開日(公表日): 2009年01月22日
要約:
【課題】強度が高く、しかも高い伸びを呈し、優れた耐SCC性を備えたAl-Zn-Mg-Cu系合金材を提供する。【解決手段】横軸にZn含有量(質量%)を、縦軸にMg含有量(質量%)を示す図1において、点A(6.0,1.5)、B(12.0,1.5)、C(12.0,1.75)、D(9.0,2.5)、E(6.0,2.5)で囲まれる量のMgとZn、1.0〜2.5質量%のCu及び0.08〜0.20質量%のZrを含むアルミニウム合金の熱間加工又は冷間加工材を溶体化処理し、その後に、150〜350°Cの範囲の所定温度に焼入れし、該所定温度に1秒〜30分の時間保持した後水冷し、その後に、自然時効又は人工時効して、相隣る結晶粒の方位差が10°以上の結晶粒界における析出物の大きさが長径で50〜250nmで、さらに結晶粒内にGPゾーン及び/又はη’-MgZn2中間相等を有するミクロ組織を有するものとして、高強度と優れた耐SCC性を発現させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
横軸にZn含有量(質量%)を、縦軸にMg含有量(質量%)を示す図1において、点A(6.0,1.5)、B(12.0,1.5)、C(12.0,1.75)、D(9.0,2.5)及びE(6.0,2.5)で囲まれる量のMgとZn、1.0〜2.5質量%のCu及び0.08〜0.20質量%のZrを含み、残部がAl及び不可避的不純物からなり、該不可避的不純物としてのFeを0.20質量%以下に、Siを0.20質量%以下に規制した組成を有するとともに、引張り強さが650MPa以上、0.2%耐力/引張り強さ比が0.7〜0.95、伸びが10%以上、耐応力腐食割れ性が7075合金のT77熱処理材と同等以上である特性を有することを特徴とする耐応力腐食割れ性に優れた高強度アルミニウム合金材。
IPC (2件):
C22C 21/10 ,  C22F 1/053
FI (2件):
C22C21/10 ,  C22F1/053
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (7件)
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引用文献:
出願人引用 (1件)
  • アルミニウムの組織と性質, 19911130, p.311-313
審査官引用 (2件)
  • アルミニウムの組織と性質, 19911130, p.311-313
  • アルミニウムの組織と性質, 19911130, p.311-313

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