特許
J-GLOBAL ID:200903031643103107
光情報媒体
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
岡田 正広
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-018297
公開番号(公開出願番号):特開2006-120318
出願日: 2006年01月26日
公開日(公表日): 2006年05月11日
要約:
【課題】光情報媒体のレーザービーム入射側表面に付着した指紋等の有機汚れの拭き取り性が良好で、長期にわたり良好な記録/再生特性を維持できる光情報媒体を提供する。【解決手段】 支持基体上に情報記録層と、情報記録層上の透光性基体とを有し、透光性基体を通して記録/再生ビームが情報記録層に入射するように使用される光情報媒体であって、前記透光性基体は、情報記録層側の内部層と内部層上の表面層とを含み、前記表面層は、放射線硬化型樹脂材料の硬化物を含み、前記硬化物中に無機物微粒子が分散されており、前記透光性基体の表面の少なくとも一部に、流動性のないフッ素原子又は流動性のないシリコーンが存在している。【選択図】図1
請求項(抜粋):
支持基体上に情報記録層と、情報記録層上の透光性基体とを有し、透光性基体を通して記録/再生ビームが情報記録層に入射するように使用される光情報媒体であって、
前記透光性基体は、情報記録層側の内部層と内部層上の表面層とを含み、
前記表面層は、放射線硬化型樹脂材料の硬化物を含み、前記硬化物中に無機物微粒子が分散されており、
前記透光性基体の表面の少なくとも一部に、流動性のないフッ素原子又は流動性のないシリコーンが存在しており、
光情報媒体の前記透光性基体表面に、分散媒としてトリオレイン1重量部に対して粒子状物質としてJIS Z8901に定められた試験用粉体1第11種の関東ローム0.4重量部を含む擬似指紋液を次の所定操作:
(a) まず、端面の直径16mmのシリコーンゴム栓を乾燥したウェスで被覆し、ウェスのシリコーンゴム栓端面付近を覆う部分に、疑似指紋液2.0mLを含浸させ、
(b) 次に、疑似指紋液を含浸したウェスを挟んでシリコーンゴム栓の端面を光情報媒体の前記透光性基体表面に荷重4.9N/cm2 で垂直に押し当て、光情報媒体の半径方向に50往復摺動させる、
により付着させた後、次の所定操作:
(c) まず、上記(a) で用いたのと同じシリコーンゴム栓および上記(a) で用いたのと同じウェスをそれぞれ新たに用意し、上記(a) と同様にして、ウェスにエタノール2.0mLを含浸させ、
(d) 次に、上記(b) でウェスを摺動させた箇所に、エタノールを含浸したウェスを挟んでシリコーンゴム栓の端面を荷重2.5N/cm2 で垂直に押し当て、光情報媒体の半径方向に20往復摺動させ、
(e) さらに、ウェスを新しいものと交換し、上記(c) と同様にして、ウェスにエタノール2.0mLを含浸させ、
(f) 再び、上記(d) でウェスを摺動させた箇所に、エタノールを含浸したウェスを挟んでシリコーンゴム栓の端面を荷重2.5N/cm2 で垂直に押し当て、光情報媒体の半径方向に20往復摺動させ、
(g) 光情報媒体の前記透光性基体表面のエタノールを完全に乾燥させ、除電ブローにて静電気を除去する、
によって、付着した疑似指紋液の拭き取り操作を行ったとき、拭き取り操作後における透光性基体表面の動摩擦係数(先端部の曲率半径5mmのナイロン製チップを光情報媒体の透光性基体表面に荷重20mNで接触させ、光情報媒体を線速度1.4m/sで回転させて測定する方法による)が、疑似指紋液付着前における動摩擦係数に対して0.1以上増大しない光情報媒体。
IPC (3件):
G11B 7/254
, G11B 7/257
, G11B 7/24
FI (4件):
G11B7/24 534F
, G11B7/24 533Z
, G11B7/24 534C
, G11B7/24 535B
Fターム (4件):
5D029LA03
, 5D029LA06
, 5D029LB02
, 5D029LC21
引用特許:
出願人引用 (2件)
審査官引用 (5件)
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