特許
J-GLOBAL ID:200903031742772550

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-257340
公開番号(公開出願番号):特開2002-070761
出願日: 2000年08月28日
公開日(公表日): 2002年03月08日
要約:
【要約】【課題】 運転時にケーシングと旋回軸が軸方向に熱膨張したときでも、固定スクロールと旋回スクロールとが軸方向で干渉するのを抑えられるようにする。【解決手段】 ケーシング1内には軸方向に離間して固定スクロール6A,6Bを固定的に設ける。また、この固定スクロール6A,6B間には旋回軸21を軸方向に配置し、この旋回軸21は偏心軸受13A,13Bにより旋回運動可能に支持する。さらに、旋回軸21の両端側には旋回スクロール24A,24Bを固定的に設け、旋回軸21を電動機10により旋回させる。そして、ケーシング本体2の熱膨張率α1は旋回軸21の熱膨張率α2に対し約2倍の大きさに設定する。これにより、運転時にケーシング本体2の温度がT1まで上昇し、旋回軸21の温度が温度T1の約2倍の温度T2まで上昇したときに、ケーシング本体2の熱膨張量ΔL1と旋回軸21の熱膨張量ΔL2とをほぼ同等の大きさとなるようにする。
請求項(抜粋):
ケーシングと該ケーシングの軸線上に位置して該ケーシングの両端側に固定的に設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設された第1,第2の固定スクロールとからなる固定側部材と、該第1,第2の固定スクロール間に位置して前記ケーシング内に設けられ、ロータとステータとが前記ケーシングの軸線と同一方向になるように配置された電動機と、前記ケーシングの軸線を中心とした外側転動体を有すると共に該外側転動体の内側に配置されケーシングの軸線に対し偏心した偏心軸線を中心として転動する内側転動体を有する偏心軸受と、前記電動機のロータを挟んで前記ケーシングの軸線方向に延び両端が前記偏心軸受の外側転動体に支持された中空軸体からなり前記ロータによって回転される回転軸と、該回転軸内を前記偏心軸線上に遊嵌して設けられ、前記偏心軸受の内側転動体に支持されて旋回運動する旋回軸と、該旋回軸の両端側に設けられ、第1,第2の固定スクロールと対面して鏡板に第1,第2の固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を形成するラップ部が立設された第1,第2の旋回スクロールとを備えてなるスクロール式流体機械において、前記ケーシングに用いる材料の熱膨張率は前記旋回軸に用いる材料の熱膨張率よりも大となるように設定する構成としたことを特徴とするスクロール式流体機械。
IPC (2件):
F04C 18/02 ,  F04C 29/00
FI (2件):
F04C 18/02 ,  F04C 29/00 U
Fターム (17件):
3H029AA02 ,  3H029AA09 ,  3H029AA15 ,  3H029AA21 ,  3H029AB03 ,  3H029BB11 ,  3H029CC09 ,  3H029CC16 ,  3H029CC38 ,  3H039AA02 ,  3H039AA06 ,  3H039AA14 ,  3H039BB12 ,  3H039CC04 ,  3H039CC10 ,  3H039CC33 ,  3H039CC35
引用特許:
審査官引用 (5件)
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