特許
J-GLOBAL ID:200903032470464849
酸化アルミニウム蒸着フィルム、それを使用した複合フィルムおよびその製造法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
金山 聡
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-085127
公開番号(公開出願番号):特開平11-262969
出願日: 1998年03月17日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 透明性、酸素ガスバリア性、水蒸気バリア性等に優れ、酸素ガスバリア性の温度依存性が小さい酸化アルミニウム蒸着フィルム、その複合フィルム及びその製造法の提供。【解決手段】 アルミニウム蒸気と酸素とを気相中で反応させながらその反応系をインラインで調整して微着色状態の酸化アルミニウム蒸着膜を形成し、蒸着膜面を内側にして巻き取り、蒸着膜面が外側になるように巻き返し、次いで蒸着フィルムを温度35〜45°C、相対湿度80〜100%RHで48時間以上放置して製造した、高透明性を有し、酸素バスバリア性、水蒸気バリア性に優れ、かつ、酸素ガスバリア性の温度依存性の低い酸化アルミ蒸着フィルム、その複合フィルム、及びその製造法。
請求項(抜粋):
基材フィルムの片面に、アルミニウム蒸気と酸素とを気相中で反応させてなる酸化アルミニウム蒸着膜を設けた酸化アルミニウム蒸着フィルムであり、更に、該酸化アルミニウム蒸着フィルムは、その500nmでの全光線透過率が、99%以上の高透明性を有し、かつ、23°C/100%RHおよび40°C/100%RHの2温度帯における各々の酸素透過度を基に、酸化アルミニウム蒸着フィルムを構成する酸化アルミニウム蒸着膜の23°C/100%RHにおける酸素透過度が、酸化アルミニウム蒸着膜の40°C/100%RHにおける酸素透過度より常に小さく、更に、23〜40°Cの温度帯では発熱的な酸素透過性を示す酸化アルミニウム蒸着膜であり、かつ、酸化アルミニウム蒸着膜の23°C/100%RHにおける酸素透過度が、4×10-17 〜7×10-17 cc・cm2 /cm・sec・cmHgの範囲にあり、また、酸化アルミニウム蒸着膜の40°C/100%RHにおける酸素透過度が、6×10-17 〜1.5×10-16 cc・cm2 /cm・sec・cmHgの範囲にあり、かつ、酸化アルミニウム蒸着膜の酸素透過係数の温度変化が、アレニウスの式によるその見掛けの活性化エネルギ-が、10kcal/mol以下で温度依存性の低い酸化アルミニウム蒸着膜であることを特徴とする酸化アルミニウム蒸着フィルム。
IPC (3件):
B32B 9/00
, B32B 7/02
, C23C 14/08
FI (3件):
B32B 9/00 A
, B32B 7/02
, C23C 14/08 A
引用特許:
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