特許
J-GLOBAL ID:200903032596881089

車両のアンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-088382
公開番号(公開出願番号):特開平9-272420
出願日: 1996年04月10日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ装置から排出される油量を低減して、排出された油をマスタシリンダ等に戻すポンプを排除可能なアンチスキッド制御装置を提供する。【解決手段】 車両各車輪のブレーキ油圧PW を制御(減圧・保持・増圧)する制御モードを各車輪のスリップ状態に応じて各々設定するアンチスキッド制御装置において、各車輪のブレーキ油圧PW を検出すると共に、左右の車輪の各々について、前輪のブレーキ油圧PWF* に応じて、対応する後輪の増圧禁止判定値TH1R*を設定し(S410)、その後輪のブレーキ油圧PWR* が増圧禁止判定値TH1R*よりも大きければ(S420:YES)、増圧禁止フラグFDR*をセットして(S440)、当該後輪の制御モードを「増圧」から「保持」に変更する。この結果、後輪のブレーキ油圧が過剰に増減されず、延いては各車輪のブレーキ油圧制御が安定し、各車輪のブレーキ装置から排出される油量を低減できる。
請求項(抜粋):
車両の各車輪のスリップ状態を各々検出するスリップ状態検出手段と、該スリップ状態検出手段にて検出された各車輪のスリップ状態に基づき、各車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ油圧を各々独立に増減制御するブレーキ油圧制御手段と、を備えた車両のアンチスキッド制御装置において、前記各車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ油圧を各々検出するブレーキ油圧検出手段と、前記ブレーキ油圧制御手段が後輪のブレーキ装置に対して行うブレーキ油圧の増圧を抑制するための判定値を、前記ブレーキ油圧検出手段により検出された前輪のブレーキ油圧に応じて設定する後輪増圧用判定値設定手段と、前記ブレーキ油圧検出手段により検出された後輪のブレーキ油圧が前記後輪増圧用判定値設定手段にて設定された判定値よりも大きいか否かを判定する後輪増圧抑制判定手段と、該後輪増圧抑制判定手段により前記判定値よりもブレーキ油圧が大きいと判定されている後輪のブレーキ装置に対して、前記ブレーキ油圧制御手段がブレーキ油圧の増圧を行うことを禁止して該ブレーキ油圧を保持させるか、或いは、その増圧の度合を緩やかにさせる後輪増圧抑制実行手段と、を備えたことを特徴とする車両のアンチスキッド制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/26 ,  B60T 8/40
FI (2件):
B60T 8/26 H ,  B60T 8/40 C
引用特許:
審査官引用 (13件)
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