特許
J-GLOBAL ID:200903033556811467

超音波散乱体をイメ-ジングするためのシステム及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-111571
公開番号(公開出願番号):特開2000-041980
出願日: 1999年04月20日
公開日(公表日): 2000年02月15日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】トランスデューサ・アレイのゴレイ符号化励起を用いることにより、医用超音波イメージングにおける信号対雑音比を改善する。【解決手段】2つの直交するゴレイ系列対をそれぞれの送信焦点ゾーンへ送信する。第2のゾーンへのゴレイ対の送信の開始は、第1の送信焦点ゾーンへのゴレイ対の送信の開始から短時間の後にまで遅延されて、2対のファイアリングが時間的に重なり合うようにする。受信フィルタ処理は、各々の焦点ゾーンについて1つずつ、2つの並列の経路を辿る。各々のデコード用フィルタ(帯域フィルタリングにも用いられる)が、その出力信号をベクトル加算器へ供給し、各ベクトル加算器の出力信号は、多重化されて従来のBモード処理(包絡線検出、対数圧縮及びエッジ強調フィルタ)へ送られた後に、表示のためスキャン変換される。
請求項(抜粋):
超音波散乱体をイメージングするシステムにおいて、多数のトランスデューサ素子を含んでいる超音波トランスデューサ・アレイと、前記トランスデューサ・アレイに、それぞれ第1乃至第4の符号系列から導き出された第1乃至第4の符号化パルス系列のビームを送信させるようにプログラムされている送信ビームフォーマであって、前記第1及び第2の符号系列は第1の相補対であり、第3及び第4の符号系列は第2の相補対であり、前記第1及び第2の相補対は直交しており、前記第1及び第2のビームは第1の送信焦点ゾーンを有しており、前記第3及び第4のビームは前記第1の送信焦点ゾーンと異なる第2の送信焦点ゾーンを有している送信ビームフォーマと、前記第1及び第3のビームの送信の後に前記トランスデューサ・アレイにより受信され変換された第1の組の信号から第1のビーム加算された受信信号を形成すると共に、前記第2及び第4のビームの送信の後に前記トランスデューサ・アレイにより受信され変換された第2の組の信号から第2のビーム加算された受信信号を形成するようにプログラムされている受信ビームフォーマと、前記第1のビーム加算された受信信号からの第1の信号成分を通過させると共に、前記第2のビーム加算された受信信号からの第2の信号成分を通過させる第1のフィルタと、前記第1のビーム加算された受信信号からの第3の信号成分を通過させると共に、前記第2のビーム加算された受信信号からの第4の信号成分を通過させる第2のフィルタと、前記第1及び第2の信号成分を加算して、前記第1の送信焦点ゾーンに対応する第1のデコードされた信号を形成すると共に、前記第3及び第4の信号成分を加算して、前記第2の送信焦点ゾーンに対応する第2のデコードされた信号を形成するベクトル加算器と、前記第1及び第2のデコードされた信号からそれぞれ導き出される第1及び第2の画像信号を形成するようにプログラムされているプロセッサと、前記第1の画像信号の関数である第1の画像部分と前記第2の画像信号の関数である第2の画像部分とを有している画像を表示する表示モニタとを有していることを特徴とする、超音波散乱体をイメージングするシステム。
引用特許:
審査官引用 (6件)
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