特許

J-GLOBAL ID：200903033645026439

粒子状多層構造アクリル系重合体

発明者： 三浦 順一
出願人/特許権者： 旭化成株式会社
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-324369
公開番号（公開出願番号）：特開2002-128844
出願日： 2000年10月24日
公開日（公表日）： 2002年05月09日
要約：

【要約】【課題】 アクリル樹脂組成物の落錘衝撃強度および割れモードを改良するために、粒子状多層構造アクリル系重合体およびこれを含む熱可塑性アクリル樹脂組成物を提供する。【解決手段】 平均粒子径が0.2〜0.3μmである粒子状多層構造アクリル系重合体であって、最内硬質層重合体、軟質層重合体、最外硬質層重合体の3層からなり、軟質層の多官能性架橋剤としてジエチレングリコールジメタクリレートを用いてなることを特徴とする粒子状多層構造アクリル系重合体。および粒子状多層構造アクリル系重合体と熱可塑性アクリル樹脂とからなる熱可塑性アクリル樹脂組成物。

請求項（抜粋）：

平均粒子径が0.2〜0.3μmである粒子状多層構造アクリル系重合体であって、a)メチルメタクリレート90重量%以上、アルキル基の炭素数が1〜8のアルキルアクリレート1〜10重量%及びこれらと共重合可能なα、β不飽和カルボン酸のアリル、メタリル又はクロチルエステルから選ばれる少なくとも1種のグラフト結合性単量体0.01〜0.3重量%からなる単量体混合物を重合して得られる最内硬質層重合体25〜45重量%、b)上記最内硬質層重合体存在下に、アルキル基の炭素数が1〜8のアルキルアクリレート70重量%以上、これらと共重合可能な芳香族ビニル単量体10〜30重量%、これらと共重合可能なα、β不飽和カルボン酸のアリル、メタリル又はクロチルエステルから選ばれる少なくとも1種のグラフト結合性単量体1.5〜3.0重量%及びジエチレングリコールジメタクリレート0.1〜3.0重量%とからなる単量体混合物を重合して得られる軟質層重合体35〜45重量%およびc)上記最内硬質層及び軟質層からなる重合体の存在下に、メチルメタクリレート90〜99重量%、アルキル基の炭素数が1〜8のアルキルアクリレート1〜10重量%とからなる単量体混合物を重合して得られる最外硬質層重合体20〜30重量%とからなることを特徴とする粒子状多層構造アクリル系重合体。

IPC (4件)：

C08F285/00 ,  C08F 2/00 ,  C08L 33/00 ,  C08L 51/00

FI (4件)：

C08F285/00 ,  C08F 2/00 A ,  C08L 33/00 ,  C08L 51/00

Fターム (22件)：

4J002BG00X ,  4J002BN11W ,  4J002GN00 ,  4J002GQ00 ,  4J011BA04 ,  4J011BB01 ,  4J011BB08 ,  4J011BB09 ,  4J026AA45 ,  4J026BA04 ,  4J026BA27 ,  4J026BA28 ,  4J026BB04 ,  4J026DA03 ,  4J026DA04 ,  4J026DB03 ,  4J026DB04 ,  4J026DB22 ,  4J026FA02 ,  4J026FA07 ,  4J026FA09 ,  4J026GA01

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 特開昭57-182310
  
• 特開昭57-200412
  
• アクリル系多層構造重合体を用いたメタクリル系樹脂組成物
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平10-359035   出願人：旭化成工業株式会社
• ゴム強化スチレン系樹脂組成物
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平11-031895   出願人：鐘淵化学工業株式会社