特許
J-GLOBAL ID:200903033826656493

画質改善装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-049945
公開番号(公開出願番号):特開平10-248015
出願日: 1997年03月05日
公開日(公表日): 1998年09月14日
要約:
【要約】【課題】 劣化した画像を少ない画素を基に改善でき、且つ、同一領域に異なる劣化が同時に生じても画像を改善できる画質改善装置及び方法を提供する。【解決手段】 属性値表現手段101は、入力画像の各画素の値を、各画素を中心とした一定の大きさを持つ観測領域内の黒白パタンの分布に基づいて設定された属性値で表現する。画像復元手段102は、その属性値で表現された任意の画素に対し、この画素の両側に隣接する1画素以上の各画素列の属性値の組を用いて、原画像での画素の値を推定した改善画像を作成する。劣化推定手段103は、その改善画像中に参照領域を設け、この参照領域中の画素と、この画素に対応する入力画像中の領域中の画素との画素値の比較を行うことにより劣化の状態を表す特性関数を求める。復元画像補正手段104は、入力画像とその特性関数の値を参照しながら、その改善画像の各画素を補正した画像を作成する。
請求項(抜粋):
黒白パタンからなる二値画像からノイズ除去やかすれの補完を行う画質改善装置において、前記二値画像中の一定の大きさの領域を観測領域とし、該観測領域内の黒白パタンの分布を少なくとも2種類以上の属性に分類し、該属性毎に個別の属性値を与え、該黒白パタンの分布と前記属性値を対で表現した属性値表現テーブルを有し、前記二値画像の各画素を中心とした前記観測領域と同一の大きさの領域の黒白パタンの分布に基づいて、前記属性値表現テーブルを参照して前記二値画像の各画素の値を前記属性値で置き代えて表現した多値画像を作成する属性値表現手段と、前記二値画像の各々の画素を着目画素とし、この着目画素の値が反転しているか否かを、前記多値画像上で、該着目画素の両側に隣接する1画素以上の画素列の属性値を組としたものを用いて改善画像を作成する画像復元手段と、前記改善画像中に参照領域を設け、該参照領域中の画素と、該画素に対応する前記入力された二値画像の領域中の画素との画素値の比較を行うことにより、所定方向に一様な画像の劣化状態を表す特性関数を推定する劣化推定手段と、前記改善画像の各画素に対して、前記特性関数を用いることにより、前記改善画像の各画素値を補正する復元画像補正手段と、を有することを特徴とする画質改善装置。
IPC (2件):
H04N 1/409 ,  H04N 1/403
FI (2件):
H04N 1/40 101 D ,  H04N 1/40 103 A
引用特許:
審査官引用 (5件)
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