特許
J-GLOBAL ID:200903034008878983

直流電流センサー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-257619
公開番号(公開出願番号):特開平11-083908
出願日: 1997年09月05日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 環状を形成する軟質磁性材料からなる検出コア部と、検出コア部にトロイダル状に巻回配置される検出コイルと、前記検出コア部の周方向の少なくとも一部に周期的に磁気的ギャップを形成する手段とを具備する直流電流センサーにおいて、検出コア部の軟質磁性材料が有する保磁力の影響を防止し、数mA程度の微小電流領域でも高感度の検出を確保し、被検出導線に流れる直流電流の測定時間を大幅に短縮する。【解決手段】 測定に際し、検出コア部の脱磁と直流電流の測定を別個に行う、あるいは正側または負側からの脱磁パルスで少なくとも材料の残留磁束密度の1/2を脱磁する不完全脱磁を行った後、直流電流の測定を行い、これを正負両側ともに行い、その正負の平均値より直流電流を算出することにより、かかる脱磁に要する時間を短縮して総測定時間を大幅に短縮できる。
請求項(抜粋):
環状を形成する軟質磁性材料からなる検出コア部と、検出コア部にトロイダル状に巻回配置される検出コイルと、前記検出コア部の周方向の少なくとも一部に周期的に磁気的ギャップを形成する手段とを具備するセンサー部の内側に被検出導線を貫通配置してなる直流電流センサーにおいて、さらに、前記検出コア部に被検出導線と同方向に巻回させた脱磁コイルを配置し、該脱磁コイルに正側または負側の一方から開始する減衰振動電流からなる脱磁電流を印加して検出コア部を不完全に脱磁した後、被検出導線に流れる直流電流を測定し、引き続き、前記脱磁コイルに正側または負側の他方から開始し前記減衰振動電流に対して対称な波形を有する減衰振動電流からなる脱磁電流を印加して検出コア部を不完全に脱磁した後、再び被検出導線に流れる直流電流を測定し、その後これら各々の測定結果の平均値に基づいて被検出導線に流れる真の直流電流値を測定する手段を有する直流電流センサー。
IPC (3件):
G01R 15/18 ,  H01F 38/28 ,  H01F 38/40
FI (3件):
G01R 15/02 H ,  H01F 40/06 ,  H01F 40/12
引用特許:
出願人引用 (3件)

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