特許
J-GLOBAL ID:200903034389657856

ルイス酸と反応促進剤の組み合わせを用いるトリアジン類の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-582379
公開番号(公開出願番号):特表2002-529538
出願日: 1999年11月17日
公開日(公表日): 2002年09月10日
要約:
【要約】少なくとも1種のルイス酸および少なくとも1種の反応促進剤の存在下におけるハロゲン化シアヌルと芳香族の反応により2-ハロ-4,6-ビスアリール-1,3,5-トリアジンを前例のない選択率、効率、穏やかな条件、および高い収率で製造できることが広範な研究後に今回驚くべきことに発見された。種々の芳香族を使用して広い選択範囲の2-ハロ-4,6-ビスアリール-1,3,5-トリアジン類を製造できるため、この反応は前例のないほど普遍的でもある。この新規な方式は、ハロゲン化シアヌルからの2-ハロ-4,6-ビスアリール-1,3,5-トリアジン化合物の生成を促進するためのある種の条件下における少なくとも1種のルイス酸と一緒の反応促進剤の使用を包含する。好ましくは、ルイス酸および反応促進剤を一緒にして複合体を製造する。2-ハロ-4,6-ビスアリール-1,3,5-トリアジン類は2-(2-オキシアリール)-4,6-ビスアリール-1,3,5-トリアジン種の紫外線吸収剤を製造するための重要な中間体である。
請求項(抜粋):
式V:【化1】[式中、各Xは独立してハロゲン、例えば弗素、塩素、臭素またはヨウ素である]のハロゲン化シアヌルを、十分な量の少なくとも1種のルイス酸および少なくとも1種の反応促進剤(reaction promotor)を含んでなる反応助剤(reaction facilitator)の存在下で十分な時間にわたり適当な温度および圧力において、場合により少なくとも1種の溶媒の存在下で、少なくとも1種の式IIの化合物と反応させて、式IIIのトリアジン化合物を製造することを含んでなる、式III:【化2】[式中、Xはハロゲンであり、そしてAr1およびAr2は同一もしくは相異なりそして各々が式II:【化3】の化合物の基であり、ここでR6、R7、R8、R9およびR10は同一もしくは相異なりそして各々が水素、ハロゲン、炭素数1〜24のアルキル、炭素数1〜24のハロアルキル、炭素数6〜24のアリール、炭素数2〜24のアルケニル、炭素数1〜24のアシル、炭素数7〜24のアラルキル、炭素数6〜24のアラシル、OR、NRR′、CONRR′、OCOR、CN、SR、SO2R、SO3H、SO3Mであり、ここでMはアルカリ金属であり、RおよびR′は同一もしくは相異なりそして各々が水素、炭素数1〜24のアルキル、炭素数1〜24のハロアルキル、炭素数6〜24のアリール、炭素数2〜24のアルケニル、炭素数1〜24のアシル、炭素数1〜24のシクロアルキル、炭素数5〜24のシクロアシル、炭素数7〜24のアラルキル、または炭素数6〜24のアラシルであり、そして場合によりR6およびR7、R7およびR8、R8およびR9、またはR9およびR10のいずれかは一緒になって場合により環中にO、N、またはS原子を含有していてもよい飽和もしくは不飽和の縮合炭素環式環の一部であってもよい]のトリアジン化合物の合成方法。
IPC (3件):
C07D251/14 ,  C07D251/24 ,  C07B 61/00 300
FI (3件):
C07D251/14 ,  C07D251/24 ,  C07B 61/00 300
Fターム (2件):
4H039CA41 ,  4H039CD20
引用特許:
審査官引用 (1件)

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