特許
J-GLOBAL ID:200903034563300016

スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-234692
公開番号(公開出願番号):特開2001-060488
出願日: 1999年08月20日
公開日(公表日): 2001年03月06日
要約:
【要約】【課題】 スパークプラグ個体間で、レーザービームの照射位置が電極軸線方向にずれて(ばらついて)も、レーザー溶接部の電極軸線方向(溶接ビード幅方向)における成分分布や熱膨張率が大きく変動することなく、クラックの発生・成長を抑制できるスパークプラグの製造方法、及びスパークプラグを提供する。【解決手段】 耐消耗性チップ33と被溶接部32cとの間に、耐消耗性チップ33と被溶接部32cとの中間の熱膨張率をもつ合金チップ34を積層状に重ね合わせ、耐消耗性チップ33、合金チップ34及び被溶接部32cに跨るレーザー溶接部Bを外周面に沿って形成した。このことにより、スパークプラグ個体間で、レーザービームの照射位置が電極軸線方向にずれた(ばらついた)場合でも、レーザー溶接部の電極軸線方向(溶接ビード幅方向)における成分分布の変動幅が相対的に小さく抑えられる。これに伴い、レーザー溶接部と貴金属チップ又は電極母材との境界付近における熱膨張率の変化は相対的に小さくなり、クラックの発生・成長を抑制できる。
請求項(抜粋):
中心電極と、その中心電極の先端面に自身の側面が対向して火花放電ギャップを形成するように配置された接地電極とを備え、前記火花放電ギャップに対応する位置においてそれら中心電極と接地電極との少なくとも一方は、その電極母材に、Ir,Rh,Pt,Pd,Ru,Re,W,Os,Mo,Auのうちの少なくとも1種を主成分とする耐火花消耗性金属チップ(以下、耐消耗性チップという)をレーザー溶接によって接合することにより耐火花消耗性金属発火部が形成されたスパークプラグの製造方法であって、前記電極母材の、少なくとも前記耐消耗性チップの被溶接部を耐熱合金にて構成し、前記耐消耗性チップと前記被溶接部との間に、前記耐消耗性チップと前記被溶接部との中間の熱膨張率をもつ合金チップを積層状に重ね合わせて、前記耐消耗性チップ、前記合金チップ及び前記被溶接部に跨るレーザー溶接部を外周面に沿って形成することにより、前記耐消耗性チップを前記被溶接部に固着することを特徴とするスパークプラグの製造方法。
IPC (3件):
H01T 13/20 ,  H01T 13/39 ,  H01T 21/02
FI (3件):
H01T 13/20 E ,  H01T 13/39 ,  H01T 21/02
Fターム (10件):
5G059AA10 ,  5G059CC01 ,  5G059DD10 ,  5G059DD11 ,  5G059DD12 ,  5G059DD15 ,  5G059EE10 ,  5G059EE11 ,  5G059EE12 ,  5G059EE15
引用特許:
審査官引用 (6件)
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