特許
J-GLOBAL ID:200903035030720052

選択マーカー遺伝子を持たない形質転換体の作製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-179131
公開番号(公開出願番号):特開平10-066587
出願日: 1997年06月20日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 酵母染色体に目的遺伝子を挿入した後に選択マーカーが排除されるようにした形質転換系の提供。【解決手段】 誘導性プロモーターの制御下に配置されたR遺伝子と発現可能な選択マーカー遺伝子を挟む、同方向に配置された1対のR認識配列を含んで成るDNA断片の両端に、酵母の染色体DNAとの間で組換え可能なDNA断片が直接又は間接に連結されているDNA構成物において、前記R認識配列が非対称に短縮されているために、R遺伝子の発現によってR認識配列の組換が生じて選択マーカーが排除された後には、機能し得るR認識配列が残らないようにしたDNA構成物。選択マーカー排除後に機能し得るR認識配列が残らないので再組換えが生じず、同一の選択マーカーを用いて外来遺伝子を複数回挿入することができる。
請求項(抜粋):
誘導性プロモーターの制御下に配置されたR遺伝子と発現可能な選択マーカー遺伝子とを挟む、同方向に配置された1対のR認識配列を含んで成るDNA断片の両端に、酵母の染色体DNAとの間で組換えが可能なDNA断片が直接又は間接に連結されているDNA構成物において、前記R認識配列が次の塩基配列:【化1】を含んで成るか又はこれと実質的に同一な配列を含んで成り、但し前記R遺伝子の近傍に位置するR認識配列は該R遺伝子に近接する側とは反対側に存在する逆向き反復配列においてスペーサー配列から遠位の側の10個以下の塩基が欠けており、そして選択マーカー遺伝子の近傍に位置するR認識配列は該選択マーカー遺伝子に近接する側とは反対側に存在する逆向き反復配列においてスペーサー配列から遠位の側の10個以下の塩基配列が欠けていることを特徴とするDNA構成物。
IPC (4件):
C12N 15/09 ZNA ,  C07H 21/04 ,  C12N 1/19 ,  C12R 1:865
FI (3件):
C12N 15/00 ZNA A ,  C07H 21/04 B ,  C12N 1/19
引用文献:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
  • 中川八郎訳、「遺伝子ターゲッティング」、株式会社化学同人、1994年6月1日、p. 96-107
  • Proc. Natl. Acad. Sci. USA, (1991), Vol. 88, p. 10558-10562
  • 日本醸造協会誌、1993年、第88巻、第8号、p. 588-593
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