特許
J-GLOBAL ID:200903035506313108

ベクトル量子化による符号化復号方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊丹 勝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-309855
公開番号(公開出願番号):特開平8-147000
出願日: 1994年11月18日
公開日(公表日): 1996年06月07日
要約:
【要約】【目的】 話者に特化していくようにコードブックの内容を更新していく学習ベクトル量子化において、話者が変化した場合でも、ベクトル量子化誤差が極端に増大するのを防止する。【構成】 被量子化ベクトルとコードベクトルとのマッチング結果に基づいてコードブック6の内容を適応的に更新する学習ベクトル量子化による符号化復号方式において、話者変化検出部12で音声信号の特徴パラメータの変化を検出し、この変化が検出された場合には話者が変わったものと判断して、初期化フラグをセットする。書換制御部8は、初期化フラグがセットされたら、コードブック6の内容を初期状態のコードブック6の内容が保持された初期化コードブック7によって初期化する。これにより、話者交替後のコードブックの内容を不特定話者向けの平均的な内容に初期化して、ベクトル量子化誤差の増大を防ぐ。
請求項(抜粋):
所定区間内のいくつかの代表的な信号パターンを示すコードベクトルとそれらのコードベクトルをそれぞれ特定するインデックスとの対応表を記憶してなるコードブックを、符号化装置及び復号装置の双方に設け、前記符号化装置では、符号化対象信号に基づく量子化すべき被量子化ベクトルと最もマッチングする前記コードブック内のコードベクトルを選択してそのインデックスを出力し、前記復号装置では、前記符号化装置側で得られたインデックスに対応するコードベクトルを前記コードブックを参照して求めることにより前記被量子化ベクトルを復号すると共に、前記符号化装置での前記被量子化ベクトルと前記コードベクトルとのマッチング結果に基づいて前記コードブックの内容を適応的に更新するコードブック書換手段を前記符号化装置及び復号装置の双方に設けたベクトル量子化による符号化復号方式において、初期状態の前記コードブックの内容を保持した初期化コードブックを前記符号化装置及び復号装置の双方に設けると共に、前記符号化装置は、前記符号化対象信号の特徴パラメータを抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段で抽出された特徴パラメータの変化を検出する特徴変化検出手段とを備え、前記コードブック書換手段は、前記特徴変化検出手段で前記特徴パラメータの変化が検出された場合には、前記コードブックの内容を前記初期化コードブックの内容に初期化するものであることを特徴とするベクトル量子化による符号化復号方式。
IPC (3件):
G10L 9/18 ,  G10L 9/14 ,  H03M 7/30
引用特許:
出願人引用 (9件)
  • 特開平2-186836
  • 高能率音声伝送方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-083510   出願人:日本電信電話株式会社
  • 音声符号化装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-033528   出願人:オリンパス光学工業株式会社
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