特許
J-GLOBAL ID:200903035852202584

生体部位の熱処理物からの金属除去方法およびこれにより得られる金属除去固形物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富沢 知成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-046623
公開番号(公開出願番号):特開2004-255246
出願日: 2003年02月24日
公開日(公表日): 2004年09月16日
要約:
【課題】食品加工廃棄物であるボイルされたホタテ貝ウロ等の金属を含有する生体部位の加熱処理物中から、カドミウム等の有害金属類を効率的に除去する実用的方法を提供すること。【解決手段】金属を含有する生体部位の加熱処理物1中に含まれる金属を熱処理物1から溶出させるために、これを一または二種類以上の酸(リン酸を除く。)を用いた酸水溶液中で攪拌処理する酸処理工程P1と;工程P1後の攪拌処理物(懸濁液)を固液分離する一次分離工程P2と;工程P2後の処理液を金属捕集材に接触させて処理液中の溶出金属をこれに吸着させる一次金属捕集工程P3と;工程P2で分離された固形分を水で撹拌・洗浄した後再度固液分離する二次分離工程P4と;工程P4後の処理液を金属捕集材に接触させて処理液中の溶出金属をこれに吸着させる二次金属捕集工程P6と;工程P3、P6において捕集材に吸着された金属を希酸で溶離させて回収する金属回収工程P5a、P5bと;他方、工程P4を経て得られた固形分を回収する固形物回収工程P7と、により、金属除去方法を構成する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
金属を含有する生体部位の加熱処理物(以下、単に「熱処理物」ともいう。)中に含まれる金属を該熱処理物から溶出させるために、これを一または二種類以上の酸(リン酸を除く。)を用いた酸水溶液中で攪拌処理する酸処理工程と;酸処理工程後の攪拌処理物(懸濁液)を固液分離する一次分離工程と;一次分離工程後の処理液を金属捕集材に接触させて処理液中の溶出金属をこれに吸着させる一次金属捕集工程と;一次分離工程で分離された固形分を水で撹拌・洗浄した後再度固液分離する二次分離工程と;二次分離工程後の処理液を金属捕集材に接触させて処理液中の溶出金属をこれに吸着させる二次金属捕集工程と;金属捕集工程において捕集材に吸着された金属を希酸で溶離させて回収する金属回収工程と;他方、二次分離工程を経て得られた固形分を回収する固形物回収工程と、を含む、生体部位の熱処理物からの金属除去方法。
IPC (6件):
B09B3/00 ,  A23K1/16 ,  B01D15/00 ,  C02F1/28 ,  C05F1/00 ,  C09K17/32
FI (6件):
B09B3/00 304Z ,  A23K1/16 301F ,  B01D15/00 N ,  C02F1/28 B ,  C05F1/00 ,  C09K17/32 H
Fターム (45件):
2B150BC01 ,  2B150DA36 ,  4D004AA04 ,  4D004AB03 ,  4D004BA04 ,  4D004BA10 ,  4D004CA04 ,  4D004CA13 ,  4D004CA15 ,  4D004CA40 ,  4D004CC03 ,  4D004CC04 ,  4D004CC15 ,  4D004DA01 ,  4D004DA10 ,  4D017AA01 ,  4D017BA13 ,  4D017CA20 ,  4D017DA01 ,  4D017DB01 ,  4D017DB10 ,  4D024AA09 ,  4D024AB16 ,  4D024BA18 ,  4D024DA07 ,  4D024DB03 ,  4D024DB05 ,  4D024DB07 ,  4D024DB20 ,  4H026AA07 ,  4H026AA15 ,  4H026AB04 ,  4H061AA01 ,  4H061AA02 ,  4H061CC32 ,  4H061DD14 ,  4H061EE27 ,  4H061GG13 ,  4H061GG18 ,  4H061GG21 ,  4H061GG43 ,  4H061GG56 ,  4H061HH11 ,  4H061HH26 ,  4H061HH50
引用特許:
審査官引用 (4件)
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