特許
J-GLOBAL ID:200903035928250192

分散スピーカ利用の音像定位拡声方法及び拡声システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 市東 禮次郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-291717
公開番号(公開出願番号):特開2001-112083
出願日: 1999年10月13日
公開日(公表日): 2001年04月20日
要約:
【要約】【課題】音像の定位方向を音源の方向に合わせて変化させる拡声方法の提供。【解決手段】受音面Ph上に複数の実質的に同一音響特性のスピーカSjを下向きに分散配置し、各スピーカSjの垂直下方を受音点Piとする。音源Oに最も近いスピーカSjを主スピーカSoとし、残余のスピーカSjを主スピーカSoからの距離順に順位付けた周辺スピーカSgxとする。主スピーカSoから拡声音を時間遅延なしに所要音圧レベルで発音する。周辺スピーカSgxについて前記順位の昇順に、下方の受音点Pgxへの拡声音到達時刻が主スピーカSoからの到達音に先行音効果を与える遅延時間だけ遅れる発音時刻を算出し、その拡声音到達時刻より先行して受音点Pgxに到着する下位順位のスピーカ及び主スピーカからの到達音圧レベルの総和を求め、当該周辺スピーカSgxの拡声音到達音圧レベルが前記総和に対し先行音効果を与える音圧レベル差だけ異なるように入力パワーを算出する。算出した発音時刻・入力パワーで周辺スピーカSgxの各々から拡声音を発音する。
請求項(抜粋):
受音面Ph上方の所定位置に音源Oの音の拡声に使う実質上同一音響特性の複数のスピーカSj(1≦j≦n)を隣接スピーカのカバーエリアを一部重畳させて下向きに分散配置し;前記各スピーカSjの垂直下方の前記受音面Ph上の部位をそれぞれ受音点Pi(1≦i≦n)とし;前記各スピーカSjのうち音源Oに最も近いスピーカを主スピーカSoとして選び且つ残余のスピーカを前記主スピーカSoからの距離の昇順に順位付けされた周辺スピーカSgx(x=1、2、......、(n-1))とし;前記主スピーカSoから前記音源Oの音の拡声音を時間遅延なしの時刻零に所要入力パワーで発音し;前記周辺スピーカSgxの各々について前記順位の昇順に、当該周辺スピーカSgx下方の受音点Pgxで当該周辺スピーカSgxからの拡声音到達時刻Txxが前記主スピーカSoからの拡声音到達時刻Toxに対し先行音効果を与える遅延時間Δtxだけ遅れる(Txx=Tox+Δtx)如き当該周辺スピーカSgxの発音時刻を算出し、当該受音点Pgxに当該周辺スピーカSgxからの拡声音到達時刻Txxより先行して到達する下位順位の周辺スピーカSgk(k=1、2、......、(x-1))及び主スピーカSoからの拡声音のそれぞれの到達音圧レベルの総和を各スピーカSgk及びSoから当該受音点Pgxまでの距離と各スピーカSgk及びSoの入力パワー及び音響特性との関数として求め、且つ当該受音点Pgxにおける当該周辺スピーカSgxからの拡声音到達音圧レベルLxxを前記求めた総和に対し先行音効果を与える音圧レベル差ΔLxだけ高くなる如きものとして定め、定めた到達音圧レベルLxxに対応する当該周辺スピーカSgxの入力パワーを算出し;前記周辺スピーカSgxの各々から前記音源Oの音の拡声音を前記算出した発音時刻に前記算出した入力パワーで発音することにより、前記各受音点Piにおける音像の定位方向を前記音源Oヘ向かう方向としてなる分散スピーカ利用の音像定位拡声方法。
IPC (3件):
H04R 1/40 310 ,  H04R 3/12 ,  H04R 27/00
FI (3件):
H04R 1/40 310 ,  H04R 3/12 ,  H04R 27/00 J
Fターム (1件):
5D018AF22
引用特許:
出願人引用 (1件)

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