特許
J-GLOBAL ID:200903036153451729

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-372923
公開番号(公開出願番号):特開2000-081072
出願日: 1998年12月28日
公開日(公表日): 2000年03月21日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、調整範囲を広くし、減衰力を直接制御し、急激な入力を適宜吸収し、かつ、消費電力を低減する。【解決手段】 ピストンの摺動による油液の流動を副ディスクバルブ34、主ディスクバルブ35およびディスクバルブ55によって制御して減衰力を発生させる。コイル47に通電してプランジャ50をばね58のばね力に抗して閉弁方向に付勢し、ディスクバルブ55のリリーフ圧力を調整して減衰力を制御する。ディスクバルブ55のリリーフ圧力に応じて背圧室41の圧力が変化して主ディスクバルブ35の開弁圧力も調整される。急激な入力に対しては、ディスクバルブ55が撓んで背圧室41の圧力をリリーフして吸収する。多用されるソフト特性を低電流によって維持するので、消費電力を低減できる。フェイル時には、ばね58によってプランジャ50の小径部51がポート44を閉じて、減衰力をハード側に切り換えて操縦安定性を確保する。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記シリンダに接続され前記ピストンの摺動によって油液を流通させる主油液通路および副油液通路と、前記主油液通路に設けられたパイロット型減衰弁と、前記副油液通路に設けられた固定オリフィスおよび圧力制御弁とを備え、前記副油液通路の前記固定オリフィスと前記圧力制御弁との間の圧力を前記パイロット型減衰弁のパイロット圧力とする減衰力調整式油圧緩衝器であって、前記圧力制御弁は、付勢手段によって開弁方向に付勢された弁体にソレノイドの推力を閉弁方向に作用させてそのバランスにより前記副油液通路流路面積を調整して前記パイロット圧力を調整するソレノイド制御弁であり、さらに、前記副油液通路に、前記ソレノイドの推力によって開弁し、前記ソレノイドの推力が所定未満のとき前記付勢手段の付勢力によって前記副油液通路を絞るフェイルセーフ弁が設けられていることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
IPC (3件):
F16F 9/46 ,  F16F 9/32 ,  F16F 9/34
FI (3件):
F16F 9/46 ,  F16F 9/34 ,  F16F 9/32 U
引用特許:
審査官引用 (4件)
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