特許
J-GLOBAL ID:200903024424422152

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-052412
公開番号(公開出願番号):特開平10-231882
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、減衰力特性の調整範囲を広くするとともに、ソフト特性時に適切な減衰力を得る。【解決手段】 シリンダ内のピストンの移動によって、接続孔34,35間および接続孔35,36間に生じる油液の流動をパイロット型減衰弁A1,A2および可変オリフィスB1,B2によって制御して減衰力を発生させる。アクチュエータ29への通電電流に応じてスプール57を移動させ、可変オリフィスB1,B2の流路面積を変化させてオリフィス特性を直接調整するとともに、その圧力損失によってパイロット圧力を変化させ、パイロット型減衰弁A1,A2の開弁特性を変化させてバルブ特性を調整する。板ばね49,50のばね定数をその変位の増大にともなって大きくすることにより、ピストン速度の高速域において、ソフト側の減衰力を大きくして、懸架装置のばね下の振動を充分減衰させる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2つのシリンダ室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピストンロッドのストロークにともなうピストンの移動によって油液を流通させる主通路と、該主通路の油液の流動を制御して減衰力を発生させるとともにパイロット圧力に応じて減衰力を調整するパイロット型減衰弁と、該パイロット型減衰弁をバイパスする副通路と、該副通路の上流部に設けられた固定オリフィスと、前記副通路の下流部に設けられた可変オリフィスとを備え、前記副通路の前記固定オリフィスと前記可変オリフィスとの間の圧力を前記パイロット型減衰弁のパイロット圧力とするようにした減衰力調整式油圧緩衝器であって、前記パイロット型減衰弁の弁体を閉弁方向に付勢し、該弁体の開弁方向の変位の増大にともなってばね定数が増大するばね手段を設けたことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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